雨の金曜日になってしまいました。ボッーと窓から外を眺めていて、11月でもないのにふと、「ブラック・フライデー(Black Friday)」と言う言葉が浮かんできました。ここ数年、物欲も減退してきて滅多な事では「セール」に飛びつくこともなくなりました。

 

それはさておき、

 

「何で、ブラック・フライデーなんだったかな・・・?」

 

ウェブでまず英語で検索してみると上位検索結果に「ブリタニカ」が表示されました。日本語検索では、やはりwikiが上位検索結果でした。1920年代のウォールストリートの金買占めを阻止する政府介入で起きた株の大暴落が元々で、1960年代にフィラデルフィア警察がThanksgiving holidayとArmy-Navyフットボールゲームが重なる時期に郊外から大挙で都市部を訪れる観光客とショッピングにかかる商店、街の喧騒と混乱を呼称した事が発端で、1980年代に商業的に大きくBlack Fridayの引用が始まったと言うのが通説らいしいです。英語でも日本語でも会計・経理上利益の黒字はin Blackで、赤字はin Redなので、黒字転換起点としてのニュアンスと連想されているケースも多いようです。

 

 

 

 

ブリタニカ(百科事典)、何とも懐かしく、久しぶりに目にした呼称でした。ブリタニカ自身いち早く2012年に紙からオンラインへの移行を決めて12年が経ちました。今では、分厚い紙媒体の百科事典を目にすることは古書店もしくは図書館くらいです。

 

私が幼稚園・小学校低学年の頃は紙媒体が主流で、且つ当時でも非常に高価な書籍でした。親は競うように買って子供に参照を促したものです。かく言う、我が家にもありました。十数冊からなる場所をとる書籍でしたが、ランダムに選んで何を調べるでもなく読んでいたのを思い出します。懐かしい。

 

情報の真偽は、出版社で判断されていたのが事実です。今は全てがウェブ・ネットで検索可能な時代。しかしながらご存知のように正確な情報から全く論拠も証拠もないようないい加減な情報も混在して溢れかえっているのも事実です。検索者自らが軸を持って情報を精査する時代です。まして、AIはそのウェブの海原から与えられたコマンド・定義で雑多な情報を精査してアウトプットしてくる。考えると、これも怖いです。

 

などとBlack Fridayからの連想ゲームが思わぬ方向に広がってしまいました。

 

良い金曜日を!