久しぶりに生ピアノ、聴いてきました。
アリス=紗良・オットさん、2012年に聴いて以来2度目となります。
前回は、「ピアノ」「展覧会の絵」のキーワードでヒットして、たまたまリサイタルに
行くことになったのですが、今回は間違いなくアリスさん目当て。
容姿端麗なのは言うまでもないのですが、前回の力強いタッチの印象が強く残っていて、
また聴きにいきたいと思ってました。
ということで、今回は名古屋では公演がないため、大津まで遠征。
琵琶湖畔 びわ湖ホール。
少し早めに付いたので、湖畔でしばらくのんびりしてましたが、いいところですね。
プログラムは事前には分かっていましたが、正直クラシックに疎い私は、
名前だけで分かるのは「ラ・カンパネッラ」だけ。。。
「テンペスト」ってのも 聴いたことがあるかな? でもいいんです。
開演前の静寂の中、アリスさん登場。白のドレスに裸足。遠目にみてもいかにも華奢。
椅子の高さ・位置を調整して、しばらく集中して演奏は始まりました。
不謹慎ですが最初はなかなか集中できず。食事した後で少し眠気さえも感じたり。。。
でも、バッハの演目に入って途中からだんだん引き込まれました。
15分の休憩を挟んであっと言う間に時が過ぎた感じ。
特に素晴らしと思ったのは「シャコンヌ」(曲名はあとからプログラムを見て知った)。
なんでしょう、、、濃淡があって力強くスピード感がありリズムも自分の感性に合う っていうのか。
メロディのよさが更に演出されていると感じるような演奏。鳥肌立ちました。
「パガニーニ大練習曲」も圧巻。
ピアノのタッチは見えない角度の席だったのが残念。
時折、椅子から浮くほどにカラダを上下させ、髪の毛も上に跳ね上がるくらいの勢い。
躍動的な演奏・音・リズム。
最後の「ラ・カンパネッラ」では二度目の鳥肌。
演奏が終わると熱い拍手の嵐でした。
アンコールは2曲。
「雨だれ」の演奏前、アリスさんのMC
過去びわ湖ホールでの公演は夜でびわ湖畔の風景を見ていなかったが、
今回は昼なので風景が見れて感動したとのこと。同感です。
アンコールも終えリサイタル終了。約二時間のいい時間でした。
目に焼き付いているのは、演奏が終わるたびに深々と頭を下げる姿と、
威風堂々 颯爽と 袖とピアノの間を歩く姿。
演奏も立ち居振る舞いからも 強い意思を持ってるかのように感じました。
この先、またライブで見て聴かなきゃ と思わせるアーティストです。