<11>相生道と攻防 part2
〜応じとは?〜
前回<10>では掛けについて書いたが、今回は次に進んで応じについて書こうと思う。
「応じ」とは相生道における攻防用法の一つであり、「掛け」に対して防御し反撃を行う事である。
相生道では6級の次である5級で習い。試験範囲でもある。
用法としてはカウンターと言ったら分かりやすいかも知れないし、この「応じ」の形は良く見る護身術的な動画の動きのイメージに近いと思う。
「応じ」にも「掛け」と同じくルールがあり基本的に、
①応じ側は掛け側の動きに対応して反撃を行い、制圧/離脱をしなくてはいけない。
②掛け側は応じに対して反撃はしてはいけない。(正確には応じ側は反撃を許さず、制圧/離脱しなくてはいけない)
ここで大事なのが、掛け側の動きである。
練習を重ねていくとありがちなのが、応じのために掛けをしてしまうことで、端的には負けるために動いてしまう。
それでは応じの本質的な練習にならない。
更に言えば「掛け」としても間違いである。
全力でぶつかってくる相手に反応して対応する。これが出来てこその「応じ」なのだ。
そこで大事になってくるのが
「対戦時想定感」
だが…またそれは別のお話。
ここまで読んで頂いた皆様に感謝を。
#相生道