【漫画】電熊さんちの特殊事情 再掲(過去記事整理も含め)その2 | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

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妙に暗かったり小さかったりした作品の画像を、

明るく且つ大きなサイズにスキャンし直し、

過去記事の文章も読みやすい様に整えたりするついでに、

ここにそれらの作品を再掲するシリーズ。

 

今回は、

「電熊さんちの特殊事情」

という漫画です。

 

発達障害を抱えておかしな行動をとる

電太(でんた)という少年が主人公。

 

電太の行動に振り回され、

頭を抱える両親。

 

母は割と理解している。

あるいは、理解しようと努める。

 

子どもの頃に漠然と思っていた事をネタにしている事の他に、

私自身ADHDの症状があったという事もあり、

私自身の実体験に基づいた話も描いています。

(今回はそのお話が登場)

 

私自身は、ADHDの症状のせいで、

人間関係が最悪で死ぬほど辛かった思い出がありますが、

(自覚症状が無いので、自分が原因を作っていても、

人が悪いと思い込むなど)電太は割と能天気で、

心優しいキャラに描いています。

 

理想的に美化した感じに描いたきらいはあるかも?

まあ、漫画ですから、純粋に楽しんでください!!

発達障害のマニュアル漫画を描いたという訳でも無いので。

 

具体的に、

どんな発達障害なのか?ぼやかしている所もあります。

「発達障害」という設定だったり、

「発達障害疑い」という設定だったり、

記事によってきっちり設定を定めてもいません。

 

電太は、世の中の〝常識〟を、

一旦白紙に戻した状態で考えてみるという、

思考の〝癖〟を持っているという設定。

こういうところは、

私の子どもの頃もそうでした。

 

私自身の常識を疑う所や、ADHDなところは、

電太のキャラを作る上で非常に重要でした。

 

電太の父ちゃんは、

一部私の父がモデルだったりします。

電太の父ちゃんは、発明家であり、

機械を自分で設計して製造する仕事をしていますが、

私の父もそういう感じでした。

 

話の中にも、

父ちゃんの発明家ぶりが描かれています。

 

「電熊」というのは、

私が2010年にデザインした〝電気を発する熊〟のことで、

幾つか考えた〝非実在熊〟の中で、殊の外気に入ったため、

このキャラで何か漫画を描きたいと思って、

「電熊さんちの特殊事情」が誕生したという次第です。

 

漫画では当初「江麗熊」(えれくま)という呼び名でしたが、

現在は「電熊」と書いて「いなぐま」、

あるいは「でんぐま」と呼んでいます。

 

【イラスト】思いついた言葉を検索してみる実験(改造動物:熊編)

2010年10月10日

 

再掲シリーズ過去記事↓

【漫画】電熊さんちの特殊事情 再掲(過去記事整理も含め)その1

2023年3月20日

 


 

 

其之陸 子どもの発想力(実話)

画材:ミリペン・アクリル絵具・同人漫画用原稿用紙(A4)

完成:2014年年10月10日

 

《1コマ目》

電太:ねえ 母ちゃん

母ちゃん:なあに?

 

《2コマ目》

電太:コンニャクとゼリーって

何だか似てるよね?

母ちゃん:えっ

そ…

そうかしらねえ.....

 

《3コマ目》

電太:うえ~っ

ところてんって

こんな味なの?

(酢醤油味)

 

《4コマ目》

電太:黒蜜かけた方が

美味しいよ

父ちゃん:じゃあ

食わんでいいっ!!

 

《5コマ目》

電太:母ちゃん

何なの?

この灰色の四角いのは

母ちゃん:ゴマ豆腐よ

 

《6コマ目》

電太:黒蜜かけて食べようよ

ゴマプリン

ゴマプリン!!

母ちゃん:電ちゃん

また変な事

言ってるわ.....

 

《7コマ目》

電太:ねえ父ちゃん

豆腐に黒蜜かけたら

プリンみたくなるかな?

父ちゃん:まーた

バカな事を

 

《8コマ目》

電太:コンニャクに黒蜜かけたら

ゼリーみたくなるかな?

父ちゃん:いいかげんにしろっ!!

 

この回は、

私自身の実体験に基づいたお話です。

 

漫画に描いた通りではなく、

脚色はしています。

 

私は子どもの頃、

「コンニャクの触感がゼリーに似ている」とか、

「豆腐がプリンみたいだな」と思っていました。

 

でも、人に同意を求めても、

同意してくれない事が多く、

釈然としませんでした。

 

他の人だったら、

何かアイデアを思いつくと、

「俺ってスゲー」

ってなるのかも知れませんが、私の場合は、

皆も同じ風に考えている筈と思ったりします。

 

ちなみに、

当時はまだ〝こんにゃくゼリー〟は存在していませんでした。

 

実際に、豆腐やコンニャクに黒蜜を掛けて食べてみました。

木綿豆腐や絹ごし豆腐はダメでしたが、

寄せ豆腐の様なトロトロに柔らかい豆腐は合いました。

 

コンニャクは、独特な臭みがあってダメでした。

(無臭ではない事をこの時初めて知りました)

刺身コンニャクの様な柔らかいコンニャクなら大丈夫かな?

(まだ試していませんが)

キビ砂糖とシナモン(臭み取り)で煮込んで、

何とか黒蜜コンニャクとして食べられる様にはできました。

 

子どもの頃、

「ところてんに黒蜜をかける」

アイデアを思いつきました。

 

関西ではそれが普通らしいですけど、

私は東京の人間なので。

 

では何故思いついたのかというと、

私は酢醤油での食べ方が口に合わず、

他の食べ方を考えたのですが、

「蜜豆」とか「黒蜜」をヒントに、

黒蜜を掛ければよいと閃いたんですね。

全くのゼロからの発想では無いのです。

 

しかし、

周囲に関西系の人がいないので、

誰も同意してくれず、

釈然としませんでした。

 

関西の心太の食べ方を知ったのは、

25歳の時です。

それまでは〝黒蜜心太〟は、

自分だけのオリジナルだと思っていたのが、

そうではない事を知って、

悔しがったのを憶えています。

 

ちなみに〝葛切り〟の存在を知ったのは、

20歳頃です。

 

電太の父ちゃんは、

心太に黒蜜を掛けて食べようとする電太に、

「じゃあ食わんでいいっ!!」

と言っていますが、私の場合は、母から、

「じゃあ食べなくていい!」

と言われました(笑)。

 

19歳の時、うなぎ屋でバイトしていたのですが、

店長が〝ゴマ豆腐〟を作っているのを見ました。

その時、生まれて初めてゴマ豆腐の存在を知ったのですが、

私は「黒蜜掛ければプリンみたくなりますよ」

という意味の事をいった記憶があります。

 

店長は「わさび醤油で食べるんだよ」と笑っていました。

 

もしも小学生くらいの時にゴマ豆腐を知っていたら、

その時点で黒蜜を掛けて食べるアイデアを思いついていた筈です。

 

私は実際に、

市販の胡麻豆腐に黒蜜を掛けて食べてみました。

プリンというよりは〝胡麻ムース〟でした。

 

ちなみに、それからずーっと後になってから、

黒蜜付きのゴマ豆腐がスーパーで売られているのを見て、

「ほら、俺の言った通りだろ」と思いました。

 

自分と同じ発想の人が他にもいて、

しかも商品化までさせているのを知って、

凄い喜んだのですね。

作った人に会ってみたいなとか思いました。

 

【漫画】電熊(イナグマ)さんちの特殊事情(其之陸:子どもの発想力)

2014年10月10日

 


 

 

INAGUMA Family's Special Circumstances

Episode 7 : My Father is Inventor

画材:製図ペン・アクリル絵具・同人漫画用原稿用紙(A4)

発案:2012年頃?

完成:2019年8月20日

 

《1コマ目》

電太:ねえ

父ちゃん

なにしてるの?

 

《2コマ目》

父ちゃん:襖に鍵

取り付けてんだ

 

《3コマ目》

電太:そういや襖に鍵って

見た事ないや

父ちゃん発明家~ッ!!

父ちゃん:ヘヘ…

 

《5コマ目》

父ちゃん:江麗美♡

母ちゃん:あなた~♡

 

《6コマ目》

ガタガタッ!

 

《7コマ目》

ガタガタッ!

電太:母ちゃんおしっこ

あれ?

父ちゃん:さっそく

役に立ったあ!

 

電太の父ちゃんの発明家ぶりを描いていますが、

元ネタは、小学生くらいの頃の私の発想です。

 

襖(ふすま)に鍵を取り付けるアイデアを

子どもの頃に思いついたんですね。

「襖は扉なのに鍵ついてないの何故?」

という感じです。

 

私は、

〝子どもの発想力〟は大切だと思っています。

 

大人になると失われる発想力かも知れませんが、

私はADHDのせいか知りませんけど、

失われずに残っています。

 

それがいいのかどうか分かりませんが、

ただ一つ言えるのは、

そのせいで人生苦労しましたってこと。

 

「何この人、変」

って言われる危険性がありますよね。

実際、そう言われバカにされていました。

 

私は精神年齢と実年齢も噛み合っていない様です。

「トランスエイジ」というらしいです。

 

でも、仕事とかはちゃんとしっかりやっています。

堅実には生きていますよ。

 

おっさん臭い趣味が理解できないという感じですね。

ギャンブルの類い、キャバクラなどの風俗、

こういったものの何が良いのか分からないという感じです。

 

ちなみに〝子供の発想力〟について熱く語っている記事です↓

もちグマくん(仮称)小学生がデザインしたと思われるゆるキャラが秀逸!!

2012年12月11日

 

それから、私の父が、

自分で設計して機械を組み立てる仕事をしていたので、

それを意識して描いたというのはありますが、

内容的にはちょっとショボいかも?

でも次回作では、ちゃんとした発明家ぶりがでてきます。

 

【漫画】電熊さんちの特殊事情 その柒 父ちゃんは発明家

2019年10月11日

 


 

 

INAGUMA Family's Special Circumstances

Episode 8 : INAGUMA Family Homecoming (Episode 2)

画材:製図ペン・アクリル絵具・同人漫画用原稿用紙(A4)

完成:2019年10月13日(修正:2020年10月12日)

発案:2014年頃?

 

《1コマ目》

ナレーション : “電熊の里”に里帰りした電熊一家

電太くんは散歩に出かけましたが…

電太 : のどかだなあ

電吉 : おいっ!

 

《2コマ目》

電吉 : オメー

人間界に住んでんだってな

ナマイキだぞ!

 

《3コマ目》

プニプニ(でべそをいじる擬音)

電吉 : あン アはっ いヤン…

 

《4コマ目》

電吉 : …って何いわすんじゃい!!

電太 : えっ?

いじってほしいから

おへそだしてたんじゃなかったの?

 

《5コマ目》

電吉 : オメーラ

何引いてんだよ!

キモくて悪かったな!!

 

《6コマ目》

電太 : あっそうだ!

あいさつのしるしのオイラの電撃

忘れてたヨ!

電吉 : おいおい

まだ心の準備が…

※電熊の子どもたちの間では、あいさつがてら電撃して

それを受け止めるというローカルルールがある。

 

《7コマ目》

バリバリー!!

 

《8コマ目》

電太 : ダメだよ

ちゃんと受け止めてくれなきゃ…

 

前作からたった13日で描いています。

 

電熊一家が、

〝電熊の里〟に里帰りするというお話です。

 

〝その2〟と銘打っていますけど、

まだ〝その1〟は描いていません。

 

先にその2を描きたかったんですね。

 

私は昭和漫画が好きなのですが、

昭和40年代くらいの漫画に、

ガキ大将がでてきますよね?

 

で、何故かやたらとへそ出しルック。

しかもでべそ。

 

この手のキャラを皮肉りたくて描いたというのはあります。

 

「へそ出しルックに誰も突っ込まねえのかよ!」

と思っていて、その思いを漫画にしたためた感じですね。

笑いを必死でこらえながら、でべそを弄られ喘ぎ声を出す電吉

(でんきち、電熊の里のガキ大将)を描いてました。

 

一方電太くんの方も〝でべそのへそだし〟に即物的な反応を示し、

「弄って欲しいからへそを出している」のだと勝手に勘違いし、

電吉のでべそを弄ってしまうという(笑)、

ある種の発達障害の子はこういう発想をするのかな?

みたいな感じで描いています。

 

最近は「DJ SODA」さんの問題がありますよね?

もちろん、露出していれば触っていいという訳は無いのですけど。

DJ SODA〝他国でも触られている〟指摘に猛反論 動画拡散に「セクハラにあったなら、アップするはずがない」 - Yahoo!ニュース

 

私は、

「女の子のへそだしはオシャレでやっているけど、

男のへそだしは単に服装が乱れているだけ」

という考えを基本持っています。

 

私は、へそだし、へそチラのケモショタのイラストをよく描きますが、

まあ、いろんな思いで描いていますよ。

 

私は電太によく〝腹チラ〟させていますけど、

この手のキャラはよくそうするというイメージがあるので、

そう描いています。

 

ワンパクキャラはまず〝へそチラ〟させますね(笑)。

 

「茂富里家(旧:根津見家)の日常」シリーズでは、

妹が〝へそチラ〟してる兄のおへそに指を突っ込む、

「ナッキーくんとナキアちゃん」シリーズでは、

ナキアちゃんが〝ヘソチラ〟してるナッキーくんのおへそに指を突っ込む、

という身も蓋も無い設定を与えています(笑)。

 

とはいうものの、私のヘソへのこだわりは、

つくしあきひとさんや石川ヒロヂさんの足許にも及びませんが(笑)。

 

左手の指ででべそをプニプニしていますが、

電太は〝左利き〟という設定です。

私自身左利きなので。

 

ちなみに、

〝その1〟のお話もちゃんと頭の中にあります。

祖父母が登場します。

早く形にしたいですね。

 

【漫画】電熊さんちの特殊事情 その捌 電熊一家の里帰り その2

2019年10月24日

 


 

 

INAGUMA Family's Special Circumstances

Episode 9 : DENTA's Natural Actions (Episode 2)

画材:製図ペン・アクリル絵具・同人漫画用原稿用紙(A4)

完成:2020年10月9日(加筆修正:10月20日)

 

《1コマ目》

―前回までのあらすじ

バッテリーが上がってしまった車のエンジンをかける事に

協力しようとした電太だったが…―

 

さとし : うわっ

大丈夫かっ!?

 

《2コマ目》

荒井さん : きゃっ

電太ちゃんっ!!

さとし : !!

 

《3コマ目》

ジリリリリン!!(電話の鳴る音)

 

《4コマ目》

江麗美 : はい

イナグマです

 

―受話器が伸びる電話

電太の父ちゃん作―

 

《5コマ目》

江麗美 : えっ!!

電ちゃんが…

 

《6コマ目》

電一郎 : あの

電太はっ?

荒井さん : とっても元気してますよ

どうぞお上がり下さい!

 

《7コマ目》

電太:

 

《8コマ目》

電太 : 父ちゃん

母ちゃん!!

江麗美 : 電ちゃん!!

電一郎 : 電太っ!!

 

《9コマ目》

荒井さん : 電太ちゃん

おまんじゅう見るなり

元気になっちゃって!

さとし : 息子さんご立派ですね

江麗美 : どうも

ご迷惑をおかけしました

 

《10コマ目》

電一郎 : ハァ~

俺は電太のヤツを

ちと誤解してたのかもな…

 

8年越しで後編をやっと完成!!

 

「江麗美」は母ちゃん、

「電一郎」は父ちゃんです。

 

「さとし」は私がモデルです。

私は元々「さとる」なんですが、

この名前が気に入らなくなったので、

せめてペンネームだけでも「さとし」と名乗る様になりました。

日常生活に支障が来される相当な理由が無いと改名できない様なので。

(王子様事件、ありましたよね)

 

「荒井さん」は、

私が子どもの頃住んでいた家の前に現在も住んでいる人で、

親しく近所付き合いさせていただいていた人がモデルです。

漢字は違うのですけど「あらい」という名前です。

風貌は特に似せていません。

漫画の「荒井さん」は、

見るからに〝おばさん〟という感じですけど、

そのモデルになった「あらいさん」は、

もっとスラッとしてスマート。

実年齢よりもずっと若く見える人です。

 

「受話器が伸びる電話」

は、父ちゃんの発明という設定。

彼の発明家ぶりを描きました。

電熊は耳の位置が上に来る獣人なので、

その身体の特徴に合わせて作りました。

 

某アニメで、某獣人の耳の位置が上に来ているのに、

人間と同じ顔の横に受話器を当てている場面を見たので。

その辺、誤魔化したくないと思いました。

 

受話器を長い状態で固定させてしまうと場所も取るので、

使用する時だけ伸ばすという方式を考案しました。

 

これまで電太に無理解だった父ちゃんでしたが、最後のコマでは、

ちょっとは理解したかも?な感じでまとめました。

 

【漫画】電熊さんちの特殊事情 その玖 電太くんの當たり前行動(後編)

2020年10月9日

 


 

とりあえず、現時点では、

漫画版はここまで描いています。

 

コロナ騒動に突入してからは、

今のところ全く描いていませんね。

 

今はアニメの制作に傾注しているので、

当分描けなそうですが、いずれ描きたいですね。

ネタは幾つもあるので。

 

それと、電熊シリーズには〝イラスト版〟もあり、

この記事で過去イラストも出そうかなと思いましたが、

漫画版だけでも膨大な記事内容になっているので、

次回への持ち越しとなりました。

 

アニメの方は、とりあえず進んでいます。

 

 

完成をご期待ください!!