パーソナリティって何? | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表


人の行動様式や心の特性には

まとまりや統一感があります。

それを「個性 人格 性格

(パーソナリティ、アイデンティティ、キャラクター)」

として理解しています。

個性、人格、性格は人それぞれ

特に個性や性格は優劣をつけられません。

 

ただ

コミュニケーショントラブルの陰には

個性や性格が暴走してしまい

認知、感情、衝動コントロール、対人関係に

著しく偏った判断や反応がある場合も多く

 

心に関する問題では

以下のことを知っておいたほうがいいようです。

それはパーソナリティ障害です。

厚生労働省のHPからの引用ですが

 

極端な認知、感情を持ち

情動コントロールが困難な人は

病院では精神疾患の一つ。

 

パーソナリティ障害は、

心理学的な意味のパーソナリティとも、

一般的な意味の「個性」に近いパーソナリティとも

性質が異なる。

この障害は、

治療によって徐々に改善することが期待できる

精神疾患。
(引用 厚生労働省 みんなのメンタルヘルスより)

 

治療によって

極端な自分の言動が改善させるならば

精神科に行けばいいと安直に考えます。

 

ただ

風邪をひいて内科にいくような気軽さは

精神科にはないのではないでしょうか。

鬱病はかなり理解が深まり

カミングアウトする人も増えても

未だ多くの人にとって

精神科は敷居が高い気がします。

 

少なくとも私はそうでした。

鬱症状が悪化しても病院に行く勇気は

なかなか起きませんでした。

 

世の中には

多種多様な言動をする人がいます。

 

性格なのか障害なのか

私は医師ではないので

診断することは出来ません。

しかし

 

コミュニケーショントラブルや

パワハラ・モラハラの問題の陰に

パーソナリティ障害に苦しみ

本人も周囲もそれに気付かず

皆が傷ついている場合

 

パーソナリティ障害を調べて勉強すると

どのタイプも、いるいるこんな人!

私もこんな言動することある・・・。

良く見聞きする言動ばかりなので

問題の捉え方が変わります。

 

例えば

不信感や猜疑心が強い人

非社交的で他者への関心が乏しい人

他者への過度の依存、孤独に耐えられない人

執着心が強くしつこい人

自分の自慢ばかりする人

立ち居振る舞いが傲慢な人

被害者意識の強い人

人に何でも依存する人

 

こんな人どこにでもいませんか?

そして、自分だって

時と場合では

これらの状態になりませんか?

 

逆の発想をして分析すると

解決策も見えてきます。

 

私達の個性や性格が暴走するときは

いつだろう?

 

それはたぶんストレスがあるとき。

 

ならば

パーソナリティ障害になることがないよう

ストレスマネジメントを提案する。

 

どんな性格や気質でも

言動が極端にならないように

心や考え方を修正できるよう訓練する。

 

すると

 

たまに疑うけど

すぐ疑う気持ちをなくすことが自分でできる。

 

いつもは人に興味ないけど

大事なときには忘年会にだって参加してもいいかなと

頑なではない感情でゆっくり判断する。

 

そんなセルフマネジメントを自分で積極的に

できるようになったら

 

 

障害にはならず

単なる個性や性格で終わるのでは?

人は様々です。

でも、多種多様だから活性化し

こんなに発展したのかもしれません。

 

心の奥は覗けませんが

言動はマネジメントできる。

そして、認知に自動反応しないような

タフなマインドを創る。

 

それが今やっている挑戦です。

 

showmoreが好きなのは

歌詞が心に入るからです。

 

その歌詞に多彩な音が加わり

情動を刺激します。

 

新しいアルバム

too close to knowに

癒されたり、泣かされます。

 

中でもbabyはすごく沁みます。