スカーレットの父親と逆ミラーリング | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表


今季の朝ドラ「スカーレット」
主人公の父親の態度や台詞に

朝から不愉快になる人が

たぶんいるのでは・・と思います。

 

家族を愛しているけれど

家族を支配したがる古典的で典型的な

日本の父親像の一例かもしれません。

 

女性蔑視やアルコール依存や

女性には好ましくない人物像ですので

ネットでの否定的な反応は

ドラマの中の父親を全否定するものが多いです。

 

実は、私の中にある

父親に関する嫌な思い出が

炙り出されるので

このドラマを見るのが

本当に苦痛でした・・・。

 

私の父親は

自分の力で自分の人生を切り拓くのを諦め

自分勝手で他力本願な人でした。

幼いときの両親との関係性で

自分のWell-being「幸福」を

無意識に追及するのが人間です。

 

幼いときに気づき
私が選んだ道は、

「喜ぶ気持ちと優しい気持ち」

を常に求める人間になること。

 

交流分析ではこれを

ラケット感情と呼んでいるかもしれません。

 

私が表現してきた感情(喜びと優しさ)は

ラケット感情かもしれないなら

それは偽りの感情だということになります。

 

本気で喜んだり

本当に優しいから出てきた感情ではない。

演技のようなもの。

 

もちろん

本気で喜び優しい気持ちも持ってます!

 

ところが

怒っているときや悲しいときにも

それを心の奥に隠し

あたかも喜んだり嬉しいそぶりや

心優しい自分を演じているときがあると

自覚しています。

数年前これに気づいたときは

かなり衝撃的で頭をバットで殴られたような

気分がしました。

 

『私は逆ミラーリングしながら

色々なな感情と向き合わなかった。』

このときの気づきで

かなり凹みました・・・。

 

さて

ラケット感情に対して

オーセンティックフィーリング

(真正の感情)もあります。

 

実は

この隠された

真正の感情と向き合うことが必要です。

そうしないと本当の意味での

セルフマネジメントは不可能です。

真正の感情が何かは

また次に書きますが

 

この13年

自分のラケット感情や

真正の感情を学び、気づく度に

動揺し、悩み、混乱し、苦しみました。

 

今回の朝ドラで

ようやくこれらを少しだけ克服できました。

 

心理学は奥が深く

頭で理解しても

腑に落ちて理解するまでに

本当にたくさんの時間がかかります。

 

とは言っても

今回の朝ドラの中の父親像を好きではない

この真実は変わりません。

 

理解するのと好き嫌いは

また別の問題です。

人間って複雑ですね・・・。

 

詳しくはまた。

 

 

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12月4日 ZEPP東京「channel 01」のチケットが
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SIRUPチームのメンバーでもあります。

 

showmoreとのコラボ曲「Now]のために

当日ライブゲストとして参加することが

Twitterで発表になりました。

 

「Now」の新しいMV

怖くて・・・面白いです。