素晴らしい選手なので残念ですが
第２の人生もきっと輝く生き方をされるのでしょうね。
失うときに「失うものの意味や価値」も痛いほど気が付きます。
大好きだった仕事を辞める決意をしたのは７年前。
誰にも相談しないで自分で決めました。
その１年半前に息子の病気を理由に介護休職を選択した時点で
もう職場復帰はできないだろうと感じていました。
休職したのは母が急死してしまったときに
選択肢はなくなってしまったからなのですが
状況や環境で仕事を続けられなくなっても
大好きな仕事を辞めることは簡単に決断はできませんから
取りあえず休職にしたのでした。
このまま意志を伝えないと
いよいよ職場復帰しなければいけないギリギリの日に
意を決して受話器を取り人事に電話しました。
自分で決断したので迷いはなく
スッキリした気持ちで晴ればれとした声で
退職する意志を人事に伝えました。
ところが、電話を切った瞬間
意に反して突然大粒の涙が溢れました。
２８年という時間の長さと密度が全て押し寄せたように
数分間声をあげて泣きました。
どんなに自分が仕事を愛して努力して
頑張って人生の多くを捧げてきたのか
涙が私に教えてくれました。
悔いがないわけではありませんでした。
やり残した大きなことが二つありましたから。
でも、どんなに苦しいときも逃げなかったし
辛いときも闘ってきて、
新しいこと切り拓いて
やり抜いたことを想いだし
心が静かになり、涙をぬぐったら
今違う人生がスタートする瞬間だと感じました。
始まりがあれば・・・終わりがある。
でも、終わりは始まり。
上村愛子さんがどんな始まりの瞬間にいるのか
いつまでも眺めていたい素敵な人だと改めて思います。
多くのことを彼女から学びました。
これからも応援しています！