<それは頭では分かっている> | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

頭では分かっているという言葉は
身体はできないという言葉につながります。

そして否定的な内容を「でも」という接続詞で
続ける方は決して少なくありません。

「それは頭では分かっています。でも・・・・」と
言葉を続けて「できない理由」探しをする。

「では、できる理由を探しましょう!」と促しても
「それは分かりますが・・・でも・・・」と更に続ける。

では「提案してもいいですか?」と許可を取り
「○○ではいかがでしょう?」と提案すると

「それは分かりますが・・・でも・・・」と答えがかえってきます。

色々手を変え品を変えアプローチしても
何だか腑に落ちない顔で「でも・・・」と又続く。

なるほど・・・。
ひょっとしたら

潜在意識では、変わりたくないのかも。
解決策は、分かっているけど「決断」ができないのかも。
解決策より、解決できない「感情」をたくさん聴いてもらいたいのかも。

そうですよね。
人間だもの。

頭で分かっている、
それなのに身体が出来ない理由は
多くの場合「心」が原因かもしれません。

心の場合は解決を急ぐより

まずは心の声にご自分が耳を傾ける方が
最初のSTEPなのかもしれません。

自分が「でも」をたくさん言うのは「なぜ?」と
自分の「頭」ではなく
「心」の方に聞いてみたらいいかもしれないです。


子どもの頃から
ずっと溜め込んできた感情は心となり
過去のタイムラインを歩きながら

たくさん教えてくれるかもしれません。

頭で解決できないときは
まず急がないこと。

それが最近想うことです。

何十年も溜め込んできた「心」は
忍耐強いあなたの永遠の味方です。

ゆっくりと
子どもの頃からの「でも」の理由を聴いては?

さて
桜便りが届き始める頃ですね。

あなたの心のにも桜の花がさくように
まだ雪深い札幌で祈ることしかできませんが

「でも」

どんな日も人は良い日にできますから
今日も一緒に人生の佳き日にしませんか?