気づきのリスク | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

気づきにも危険はある。
私はそう考えています。
こまがたけ 

例えば
人に騙され100万円損をした。
これは人を信じた自分のせいであり
他人のせいと思うのは間違いで
自分はこのことで何を学んだだろう・・・
という思考パターンは有効です。

立ち直るためにはこの考え方はとても重要ですが
こういう風に思考だけで立ち直っても
感情や五感の感覚は簡単に消えないので
心と体が切り離されてしまう気がします。

頭では理解しても嫌なものは嫌だ・・・。
騙されて苦しい気持ち、疑われて怒った感情
この感情や五感の感覚を受け入れないで
気づきだけを急ぐと

人の感情に無感覚になってしまうか
自分の感情にも鈍感になったりする場合があると思います。


五感や感情は非常に重要です。

気づきのプロセスのパターンが身に着いたら
自分の感覚や感情に蓋をしていないかもチェックが必要です。

と断言するには訳があり

私は・・・幼いときから気づきを重視してきたのですが
自分のマイナスの感情に蓋をし続けてきたと思います。

何でも気づく私はいわゆる思考の優等生でした。

しかし、喜怒哀楽をきちんと消化していなくて
延々と満たされない感情や五感の感覚があります。


それに気が付いたのは
NRTという学びでの中で

いわゆる認知行動療法でも着目される
「感情の気づきと解放」でした・・・。

自分の喜怒哀楽を静かに眺める
まずはここから・・・。

痛かったんだもんバカヤロー!とか
あんたなんか大嫌い!!とか
駄目って言われても好きなものは好きだった~!!!

なんて思い切り感情を吐き出す過程が
必要かもしれません。

一回だけでは足りないとき
何回も何回も吐き出す必要がある場合も多いです。

と、

偉そうに言ってますが
7年やり続けていても
まだまだ知らない自分の喜怒哀楽に遭遇します。



人間はややこしいですね。
でもややこしいから
長い人生飽きないのかもしれません・・・。

仕事納めガンバです!
今日も良い日になりますように♪