メジャーとセミナーに関して思うこと | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

メジャーやセミナーの件で揺れていますが
私は兼子さんを信じています

DVDのミスはSSSや兼子さんのミスではありませんが
兼子さんはそのミスを無責任に他人だけに押し付け
投げ出す人ではありません


私は兼子さんをよく知っているわけではありません

私は私自身しか知りませんが
兼子さんを信じる自分気持ちに嘘がない事を
自分で確信しているから兼子さんもSSSも信用します

メジャーは必ず皆に届くでしょうし
セミナーは追加開催がそれに準じた事をしてくださるでしょう

イントラの皆も信じている事が伝わるコメントでした
殆ど責めていないし文句も言ってないコメントばかり

イントラが兼子さんを信用している事が
現れている証拠です


その人がどんな人か問われるときって
過ちや失敗をおこした時ではないでしょうか・・・

そして、迷惑をかけられたり被害を受けた人
さらに、それを見聞きする人まで

人間の根本的な部分が浮き彫りになる瞬間です


CAとして勤務していたの時の会社はとても大きくて
当時で2万人の社員がいて、関連会社もたくさんあり
本当に色々な事に巻き込まれました

嬉しい事も
嫌な事も

日々のフライトでは本当に多くの事があり
仕事とは頭をどう下げるかなのだと
次第に気が付きました


私が直接やったミスじゃない事に
ペーペーのCAの私が会社を代表として深く謝罪し対応しました

時には人のミスじゃなく
台風とか電車の遅延とかも頭を下げました

台風は自然災害です
でも飛行機が遅延したり、飛ばないとき怒鳴られました
約款にも自然災害のとき責任がない事は明確に書いてありますが
「どうして飛ばないんだ!」と怒鳴られます

最初の頃はそれが理解できなくて辛く感じたりしましたが
怒鳴る人の気持ちに寄り添うと理解できるようになり

『台風で飛べなくても、それ飛行機にとても期待してくださっていたから
怒りが湧いてしまい、怒りのぶつける相手が欲しいだけ
たぶん、重要な用事があったのに違いない』

そう思えるようになりました
そう思う心がお客様に通じたのか
そういう理不尽な理由で怒られる事が無くなりました

辛かったのは「他人のミス」に頭を下げるときでした

例えば予約のミスだったり、
例えば食事に髪の毛が入っていたり
例えば飲み物をこぼしてしまったり

私がやったミスではありません
でも同じ会社の仲間や関連会社の人のミスです
頭を下げて心から謝らないと赦して貰えませんから
必死に謝りました

それは・・・実は辛くはありません
では何が辛いかというと
私が頭を下げながら、ミスをした人を恨む気持ちと闘うことです

心の中で
『私のせいじゃないのに・・・』と謝る辛さの捌け口をミスした相手に
ついぶつけたくなる弱い心が辛かったです

当たり前の感情かもしれませんが
この気持ちを乗り越えて自分のミスでもあると
腹をくくって頭を心から下げないと

謝罪は通用しません
口だけで中途半端に謝るとすぐ見抜かれます

謝罪とは

心で謝る事なのだと肌で感じたので
本当に他人のミスを心から詫びる事ができるか
他人のミスなのに謝罪したくないという本音の気持ちと闘うこと

これこそが辛い修行でした


それが自分や他人や人間の本質とは何だろうと考えるきっかけであり、
私が解かなければいけない大きな宿題であり、

その事が今の仕事につながっています


心から謝罪すると
逆に信用して貰えることも経験しました


人は信用してくれる人を裏切る事はできません


「僕は君の会社を信用したわけじゃないが
君を信用するから君の会社を利用しているよ」


良くお目にかかる顧客の方から言われた言葉でした
26歳の時に言われた言葉です

この方には償っても償う事が不可能な
とても大きな過ちを会社はおこないました

私個人が起こした事ではないですが
社員として必死に謝罪をし続けた時
謝罪する事に疲れきった私に言ってくださった一言でした

絶対にお客様を騙す仕事はしてはいけない
私は会社の代表として仕事をするのだ
仲間は目上でも目下でも自分の一部だと思う


私の人生はこの方の言葉で
目覚めたような気がします


災い転じて福となす


私を変えたのは
会社の大きなミスで大きな災いで
醜くて辛い災いそのものした

しかし

災いを心から抱きしめたら
私の中に強い勇気と誠意と負けない気持ちが生れました

成功は傲慢な気持ちしか与えてくれませんが
災いは真実の宝物を気付かせてくれます


多くの宝物が

SSSにも
兼子さんにも
そして私達にも持たされると思います


人を信じない気持ちは
自分を信じられない人の中に生れる事を
何度も痛い思いを経験して気が付いた

私のつまらない体験談でした


長い文章を読んでくださって
ありがとうございます