私が何故、日本は既に文化大国だと捉えるかは、その輸出の量と質の高さからです。
今現在、工業製品に限らずこれほどの文化的な意味での注目が集まる国が、他にあるでしょうか?
クールジャパン、 和モダンなど様々なキャッチフレーズはもちろんのこと、今では「オタク」も「可愛い」も「モッタイナイ」も、国際語なのかも知れません。
さぁ、その日本文化の真髄と言えば、やはり「和の心」なくしては語れない訳ですが、それはそのまま「禅の心」であり、単なる平和主義とも違います。
端的な表現をすれば、いつの時代でも和の心を持つ「反逆児」こそが、新たな次世代の価値観をリードして来たと言っても過言ではない筈です。
日本の伝統文化のエッセンスとも言える「禅の心」は、あの一休宗純という反逆児から脈々と受け継がれています。
そもそも仏陀もイエスも、スサノオも聖徳太子も信長も龍馬も、岡本太郎もみんな反逆児です。
私に言わせたら、反逆児こそが新たなライフスタイルの魁(さきがけ)ですが、必ずしもその時代のうちに評価されるとは限りません。
何故なら、反逆児たちはその時代や地域の常識から大きくかけ離れているからです。
もちろんただの好戦的なお山の大将とは違い、人間こうあるべきだという高い理想と志を持つ反逆児の話です。
その反逆児も、最近では大谷翔平選手や羽生結弦選手のように、少し違って来ているのかも知れません。
まぁ、いずれにしても反逆児たちは最初から見ているところが、他の人とは違います。
誰が何と言おうと、自分の目指す高い到達点だけを見ている筈です。
私は彼らのようなアスリートこそが「禅の心」や「武士道の精神」を体現する文化人だとさえ思っています。
そして今…何かを表現したくても、簡単には今までのようにはいかない様々な分野のアーティストたち、彼らの中からこの世界を大きく変える反逆児が出て来る筈です。
今は忍耐という試練と戦っていても、本物の反逆児はそんなことに負けるような柔な人間はいません。
この日本という文化大国の底力を発揮する、様々な分野のアーティストやアスリートたちの言葉やその生きざまが、多くの人に希望の光を与える時代だろうと思います。
反逆児たちの熱いハート…それはいったい何処から来るのか?
その結論は、どうやら続編という流れのようです。
それでは、また近いうちに!
負けるな反逆児!!