こんにちは、田中直子です。
「この仕事を一生は続けられない」
と気づいてしまった会社員
「浅山陽子さん(仮名)」が、
私の講座に入り、ビジネスの一歩を
踏み出すまでのストーリーをご紹介しています。
(お勤めの方なので、個人が特定
できないよう、編集を加えています)
前回までの内容↓
前回は、起業塾に入った陽子さんが、
周りの参加者を見渡してみたら
「起業塾なのに、参加者が誰も起業できていない」
ことに気づいた、という話でした。
その起業塾は、名前は「起業塾」ですが、
実際の内容は「ブログ集客講座」で、
ブログのノウハウは教えてもらえるけれど、
一番始めにやるべき「商品作り」
を扱っていなかったのでした。
振出しに戻った陽子さんは、
イチから商品作りを教えてもらえる
講座を探し始めました。
いくつか講座の候補が見つかったのですが、
その中の1つが私の
「ビジネス設計図作り3か月ワークショップ」
でした。
彼女は、数年前に私の著書
「やりたいことを3年後に
ビジネスにするとっておきの秘策」
を読んだことがあり、
そのときに
「いつか、直子さんの講座を受けてみたいな」
と思っていたそうです。
陽子さんは、
「ビジネス設計図作り3か月ワークショップ」
の個別体験会にお申込みされました。
個別体験会に申し込んだ方には
「事前アンケート」を書いていただく
のですが、
彼女のアンケートには、最後に
「もう、失敗したくありません。」
と書かれていました。
個別体験会でお話しした結果、彼女は私の
「ビジネス設計図作り3か月ワークショップ」
に入りました。
「ビジネス講座は他にもいろいろありますが、
なぜこの講座に入ろうと思いましたか？」
とお聞きすると、
「私が一番悩んでいる、商品作りから
しっかりやってもらえそうだから」
とおっしゃっていました。
講座に入ると、まずは経歴や強みを棚卸し
するため、いろいろなワークシートを
記入いただきます。
提出されたワークシートには、
とても専門的な研究開発を
されてきたことが書かれていました。
私は、まずは「オリジナルの商品作り」
について説明し、早速、陽子さんの
商品作りに一緒にとりかかりました。
田中：
「これまでのお仕事などで身に付けた
ことを応用して、お客様の悩みを
解決できそうなことはありますか？」
陽子さん：
「私がこれまでやってきた仕事は
マニアックすぎて、お客様の役に
立てそうなことがないんです。
研究開発の専門的なことを知りたい
お客様なんていないだろうし…」
また、彼女は、研究開発の仕事は会社で
20年以上もやってきたのですが、
実はあまり好きな仕事ではなかったのです。
四六時中「モノ」を扱う仕事なので、
お客様とかかわる機会がほぼなく、
「お客様の役に立っている」
という実感が得られにくいためです。
できれば、自分のビジネスでは、
研究開発と直接関係のないことをしたい。
お客様と直接かかわって、
お役に立てるビジネスがしたい。
そのように強く望んでいました。
でも彼女は、
「今まで研究開発しか経験がないから、
いったいどんなことでお客様の
お役に立てるのかわからない」
と悩んでいたのです。
ワークシートの中に「仕事で得意なこと」
を書いてもらう項目があるのですが、
そこに彼女は
「合理的に研究開発を進めるようにしています」
と書いていました。
私は
「合理的な研究開発とはどんなことだろう？」
「これが商品の切り口になるのではないか？」
と思いました。
そして、彼女に
「合理的な研究開発って、具体的に
どんなことをやっているのですか？」
とお聞きしました。
次回は、彼女の「合理的な研究開発」を
応用したオリジナル商品を
作っていったプロセスを解説します。
