出産手当金について、社会保険料が免除になるようです。

産休中の保険料免除案=厚生年金、子育て支援で―厚労省

出産で休んでいる間も社会保険料は払い続けなければいけません。


これまでも、おんぎゃあ(^O^)と生まれて、産後8週間を経てば育児休業となり、手続きを取れば、社会保険料は免除となっていましたが、それを産前産後の間も拡大しましょうという話です。


高騰し続ける医療費も問題ですが、そこはそれ、今の少子化は将来の国の運命を左右させる、根本的な問題。


子供を産んでくれる働く女性を大切にしなければ・・ということでしょう。




さて、健康保険制度の中でも優遇される傾向にある出産手当金と比べて、厳しくなっているのが傷病手当金。


最近のメンタルヘルス不調の増大もあって、申請は増え続けていますので、財政を考えれば厳しくなるのも当然といえば当然。


こちらの傷病手当金の方は、休んでいる間の社会保険料を免除するという法案の話は、これっぽちもありません。


お客さんからは、ある意味、所得補償の制度なのに、そこで社会保険料を徴収することはおかしいんじゃないかと言われることはよくあるんですけどネ。


なかでも、この不況下のご時勢、会社役員の方が傷病手当金をもらうケースも増えています。


報酬ゼロで長期休暇というわけです。


役員の方が傷病手当金を申請する場合に必要なのが、取締役会の議事録。


報酬を改定したことを決めた取締役会の議事録です。


ここで、ひとつ留意しなければいけないことがあります。


病気やケガで長期休暇に入って、その後取締役会議で遡って報酬を改定し、傷病手当金を申請することもあるかと思います。


この時、申請期間に、その取締役会が行われた日がある場合、原則その日は業務を行ったとし、傷病手当金の対象から外されます。


たとえ、報酬が出なくとも関係なく、対象外となるのです。


労災の休業補償では、一部報酬があっったとしても、その差額が給付対象となりますので、この点でも傷病手当金は厳しいといえます。


ただ、あくまで議事録の内容が報酬の改定の件だけで短時間であったり、会社に出社させて役員会を開いたものでなければ、今のところ勤務とは見なされないようです。


役員の方の傷病手当金を申請する際は、どうか意識しておいてくださいね。



とはいえ、傷病手当金を受給するということは、病気なりケガなりがあって就労できないということ。

そういう意味では、受給しないのが一番であることは間違いありません。

皆さんも病気やケガには気をつけてくださいね。

私みたいにケガされないよう・・・。

てげ と てげてげ の あいだ-捻挫

とほほ。(T_T)













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本日開催された、第1回大阪マラソンのボランティアに参加しました。

ゴールしたランナーの誘導係でした。

大きな声を出していたおかげで、喉がかれてしまいました。(ё_ё)

てげ と てげてげ の あいだ-ジャンパ

てげ と てげてげ の あいだ-大阪のRUN

てげ と てげてげ の あいだ-食料

てげ と てげてげ の あいだ-完走メダル

約3万人のランナーが参加した大きな大会なので、ボランティアも多くの人が参加してましたネ。

ただ・・・、正直思ったのは、こんなにたくさんボランティアいったのかな?ってこと。

だって、どう見ても、なんでボランティアに応募したのかな?って思うような方も中にはいらっしゃいます。(@_@)

自分の担当パートより走る選手の応援に夢中になっている方、だいたい性格的にボランティア向いてないだろってマイペースの方(>_<)、たぶん思い出作りに参加しただけって方もいらっしゃったように思います。

ただ、今回はお祭り的色彩の高いマラソン大会のボランティアですから、まぁいろんな方がいてもいいんかなって思い直しましたけど。

大会を盛り上げる為に、少しでも多くの方が参加することも必要でしょうからね。

動機はそれぞれあっても、本来の仕事と切り離して、自分で参加を希望して参加されている方です。



震災以降、大企業を中心に、「ボランティア休暇」を制度化する企業が増えているそうです。

私はただでさえ有給取得率の低い今の日本で、さらに「ボランティア休暇」って、本当にいるのかなって思っています。

休暇をとって、「ボランティア」に行く。

社会的使命感があって参加したいと思ったのであれば、その気持ちは素晴らしい!

ですが、それはあくまで個人が自主的に思った高い意志。

なまじ、「ボランティア休暇」を会社で制度化すると、もしかすると、本当にボランティアに参加して役に立つことが目的ではなく、休暇を取ることが目的になる方もいるかもしれません。

せっかく会社の制度もあることだからボランティア休暇をとろうって気軽にボランティアに参加しても、他の真剣にされている方の足を引っ張ることもあるかもしれません。(邪推かも)


(会社に迷惑かけないよう)有給をとって、保険から何から自己責任で行くくらいの気概がなければ、必要とされているはずの場所でも、役に立たないのではないのかなって思わないではないんです。



繰り返しになりますが、社会貢献、ボランティア、大いに結構。

その志や良し。

でもボランティアは見返りを求めないからこそ、素晴らしいのではないでしょうか。

私はその部分を、さも労働者の権利のように規則化するってことが、少し引っかかっちゃうんですよね。

会社が、最初は”よかれ”と思ってしたことが、そのうち労働者の既得権になってしまい、なかなか前の状態に戻せないってことって、いっぱいありますから。

だから、「ボランティア休暇制度」の話については、「社長、素晴らしいとは思いますが、導入は慎重にしましょう」って、お話ししています。



さて今年の4月下旬のこと。

今日の大阪マラソンにもランナーとして参加された、橋本大阪府知事が、このボランティア休暇を巡ってTwitterでつぶやいて話題になったことがあります。

大阪府は、昨年4月に、ボランティア活動のために年間5日まで通常の年休とは別枠で有給休暇を取ることができた制度がありましたが、橋本知事がそれを止めさせました。

ただ東日本大震災を受け、庁内で廃止した制度の復活を求める声が上がり、改めてボランティア休暇について意見を述べておられました。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110510/lcl11051012470002-n1.htm



今日、ボランティアに参加して、改めてこの時のことを思い出しましたが、おかげで「ボランティア」について考えさせられた貴重な1日となりました。



そういえば、今日、その橋本府知事とは会いませんでしたが、敵対(?)している平松大阪市長とはすれ違ったんで、挨拶しました。

本当に、さわやかな方でした。(*^O^*)

この第1回大阪マラソンのように、もっともっと大阪が盛り上がればいいですね。

市長さま、府知事さま。(^_-)








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中国から飛び込んできたニュース。

2歳の女の子が2度往来で車にひかれて、それを道行く人が気にしないで放置されている中国の動画が、最近ニュースになっていました。

そのYoutubeの動画を見ると、あまりに衝撃的で、本当にいたたまれない気持ちになります。


それと同時に、ある愛すべき友人を私は思い出しました。



社会人になって、2年目~4年目くらいのことでしたか。

いつものように(笑)、夜10時過ぎて会社を出て、近くの御堂筋線の心斎橋駅へ。

すると、ホームで見知らぬ2人の男が出血をしながら、壮絶な殴り合いをしている場面に遭遇しました。(@_@)


酔っぱらいどおしのケンカか?

他の遠巻きで見ていた人同様、口をアングリして私は立ち止まっていました。

すると私の脇をスルスルと通って、2人の間に割って入ってケンカを止めに入ったスーツ姿の男がいました。

男を見た私は、またまた目が点に。

それは、同じく仕事帰りのうちの会社の同僚でした!

当然2人の間でモミクチャにされ、その同僚も返り血を浴びています。

「お前、何しちょっとかー!やめちょけー」

今度は私が同僚を止めに入らなければなりませんでした。。。




関係のない他人でも、その不幸(トラブル)を放っておけない、同僚。

そんな男気のある同僚は、私にとって心から信頼できる友でした。



しかし、今、社労士という立場からすると、知っておいてほしいことがあります。

それは労災のこと。

通勤途上の災害に対しても労災は適用され、もちろん療養費だけでなく、ケガが元で休業しなくてはいけなくなった場合の所得補償(休業給付)や万一亡くなった場合の遺族給付等も受給が可能です。

但し、その「通勤災害」には、2つの要件があります。

①労働者の就業に関する移動が労災保険法における通勤の要件を満たしていること。(通勤遂行性)

②その災害が労災保険法における通勤に通常伴う危険が具現化したものと認められること。(通勤起因性)



人として、いかに道義的な責任を果たしたところで、労災の適用は別ということなんです。

通勤途中で、散歩している知人の犬に手を差し伸べて噛まれた場合も、駅のホームから転落した人を助けてケガをした場合も、増水した川に流されている子供に気づき助けようとして亡くなった場合も、まず労災(通勤災害)とは認められません。

私に相談がきたら、労災とは別の法律で、被災者を何とか守ることができないか考えることになるでしょう。

また現実的に考えると、個人で加入する保険は、やはり入っておいた方がいいとは思います。



自分には関係ないと目を閉じ、耳をふさぎ、無視すること。

道義的に反することであれば、恥ずべきことだと思います。

その私の友も、その場面でとっさに労災がどうとか考えるような男ではないでしょう。



それでも、私は彼に言っておきたい。

あれから20年(!)の時を経て、それなりに体力も落ちたであろう友人には、もうあまりムチャをするなよと・・ネ。(^_-)


そういえば、あの次の日。

なぜか、私が駅でケンカをしていたと、少しだけ噂になっていました。(笑)

一生懸命、否定したことを思い出します。

あはは。




おーい、宇都宮ー。

元気にしてるかぁ?

久しぶりに一緒に飲もうや。

それと、ちゃんと保険は入ってるかぁ?(^_^)b


(ブログで書くなよって)





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