とりわけ、あの津波が迫りお来る映像は、何度見ても、心が痛くなります。
簡単に「想定外」といっちゃいけないのでしょうが、やはり、「まさか」と思わざるをえない出来事。
当時はこの日本で現実で起きた出来事であることが信じられない思いでいました。
人生には想定外の出来事もあります。
問題は想定外の出来事に対して、では起きた時どういう対応ができるのかということかと思います。
私が扱う、会社のルールを決めておく「就業規則」は、まさにその為のものなのです。
例えば、採用した従業員が、途中で会社に来なくなることを見越すことは難しいかと思います。
でも、残念ながらおこりえることです。
そこで、無断欠勤が一定期間以上続き、連絡がとれないときは、就業規則に労働契約を解除する旨を規程しておけば、一定期間の経過をもって、雇用契約を終了することも可能となるのです。
想定外のことに備えて、就業規則を整備することは大切なことです。
しかも、ハラスメントや機密情報漏洩、メンタルヘルス対策など、その時代時代にあわせて見直すべき要件も変わります。
さて、まったく次元が違う話で恐縮ですが、今年の最後に明るい話をひとつ。
私の少年野球のコーチ時代、小学3年生以下の低学年チームの試合のこと。
私のチームの攻撃で、何とノーアウト満塁のチャンス。
そこで、何を思ったか、なんと1塁ランナーが盗塁(?)を狙って、果敢に2塁に向かってスタートダッシュをしかけました。
当然満塁なので2塁にランナーがいますので、盗塁はありえない場面です。
相手ピッチャーは、ビックリしながらも、とりあえず、2塁にボールを投げようとしました。
ところがビックリしたのは、投手だけではありません。
セカンドランナーです。
セカンドランナーは、自分の方に猛然と走ってくるファーストランナーにつられて、何と3塁にスタートを切りました。
1塁ランナーを挟殺しようとした相手の遊撃手が今度は慌てました。
3塁にボールを投げようとしました。
しかし慌てたのは、遊撃手だけではありません。
3塁ランナーです。(>_<)
1塁ランナーが2塁に向かって走り出し、2塁ランナーが3塁の自分のいる方に向かって突っ込んできます。
そこで頭が真っ白になった3塁ランナーは、本塁に向かって走り出しました。
遊撃手からボールを受け取った3塁手は、自分の方に向かってくるランナーに気を取られながら、本塁に投げました。
それが暴投となりました。(ё_ё)
お互いのベンチや応援席から、怒号や笑い声が混じる大声が飛び交う中、結局、オールセーフ。
相手はもちろん味方までもパニックに陥れる、想定外(!?)の1塁ランナーの走塁でした。
その選手がベンチに帰ってから、怒られたことはいうまでもありません。
今となっては、コーチ時代の楽しい思い出の一つです。
社長は、いわばチームの采配をふるう監督ですよね。
社労士の私は、そんな社長を助けるコーチの1人です。
社会保険や労務に関して、想定外のことに備えて助言することも私の仕事。
しかし先々の想定外のことばかり気にして、目の前に起きていることに何も手を打たなければ、本末転倒。
起きた労務問題に関して、社労士として経営者を支えるのも私の仕事です。
先の見えない不況が続く日本ではありますが、少しでも経営者の皆さまにお役に立ちたいと思っております。
どうかどうか来年もよろしくお願いいたします。
http://www.roumusupport.jp