「5月は労働保険料の年度更新だったはず・・・」

「5月の20日も過ぎたけど、労働保険料の年度更新の申告の案内が来ていないんです・・」


そんな話を耳にします。

長年、年度更新の期限は5月20日だったので無理はありません。

管理部門の方の頭の中の年間スケジュールに刷り込まれているのだと思います。


一昨年(平成21年度)から、期限は7月10日(今年の場合は7月11日)に変わりました。

当時は、社会保険料の算定基礎届と時期を揃えたことで、さては、将来的な労働保険料と社会保険料の一元化を睨んでのことかと思いました。

しかし、その後の政権交代、今年に至っては大震災もあって、とても長期的なビジョンなんか探れない状況となってしまいました。

ちなみに私の地元の場合は、今年は、6月1日に到着するよう、年度更新の案内を送付する段取りと聞いております。

なので、実質的には6月から7月初旬が年度更新の時期となりますね。

もっとも労働保険事務組合に委託されている事業所は、それよりずっと早く、労働保険事務組合からはGWの前後を締切りに指定されていたかと思いますので、もう納付を待つだけかもしれません。


さて、冒頭の、労働保険の年度更新の申告の案内が来ていないとおっしゃる方のこと。


変な話ですが、私は、ある意味愛おしく感じてしまいます。(ё_ё)

一般に管理部門のお仕事は、間違いが許されない仕事が多いと思われます。

当たり前のことを当たり前にやってもプラスの評価はされず、当たり前にできなかった時にマイナスの評価をされる仕事といえるかもしれません。

管理部門の方は、その仕事に大きな責任感を抱いて、会社の縁の下の力持ちとして頑張っていらっしゃるのだと思います。

そんな方が、焦って冒頭のようなことを口にされるのを、私は決して笑うことはできません。


でも私だって、今だからこそ、こんなこと言ってますけど、サラリーマンの時はあまり考えたことがなかったかもしれません。

逆に何も考えずに自分の業務に打ち込めたのも、総務部門の方、経理部門の方に大変お世話になったからだと、今さらながら感謝している次第です。m(__)m


世の中の管理部門の皆さま、本当にご苦労さまです。

きっといつか、みんなから感謝される時がきます。



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