今回の巨大地震における大臣や原子力安全保安院の役人の記者会見は、モヤモヤ感が残るものでしたが、昨日の晩の東京消防庁のハイパーレスキュー隊の会見には、感動しました。

上官の言葉には、困難で危険な局面であっても、部下を信頼し、また誇りに思っている気持ちが伝わってきました。

特に総括隊長が、何が大変だったかを記者に聞かれた時、「隊員の士気が高いので……」といったあと、いったん絶句し、声を詰まらせた後、「家族ですね。本当に申し訳ない。この場でおわびとお礼を申しあげたい」と涙ぐんだ場面がありました。

隊員への信頼感だけではなく、その家族に対して、危険な任務にあたらせることになったことへの責任感、思いやりといった、気持ちに溢れていました。

私も、涙がでました。(T_T)


それから佐藤部長は奥さまにメールで、「福島の現場に行ってくる」と伝えたそうです。

すると奥様からは、次のようなメールが返ってきたといいます。

日本の救世主になってください

おそらく、奥様も覚悟をされていたのでしょう。

高濃度の放射能が立ちこめる危険な事故現場に向かう夫を勇気づけたといいいます。

ここでまた、涙。(T_T)


東京消防庁のハイパーレスキューの皆さま、それを支えてくれたご家族の皆さまに心から敬意を表し、感謝いたします。

皆さまは、日本のヒーローです!本当に本当にありがとうございました!!

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011032090070350.html



さて、時々は社労士の分野の話も混ぜなければいけません。(笑)

このような危険な任務に就いた時に、危険手当というような特別手当が臨時的に支給されるケースもあるかと思います。

(下世話な話で本当に恐縮です)m(__)m

こういった、臨時的な手当が、給与に含まれて支給される場合、残業手当の基礎となる賃金に入れなくても構わないことになっています。

残業手当の基礎となる賃金に入れなくても構わない手当については次のものがあります。

1. 家族手当
2. 通勤手当
3. 別居手当
4. 子女教育手当
5. 住宅手当
6. 臨時に支払われた賃金
7. 1ヶ月を超える期間ごとに支払われる賃金 (ボーナス)

今回のレスキュー隊の方々にそんな手当があるかどうかは知りませんが、気持ち的には何かしらあげてほしいものです。

名誉に勝るものはないかもしれません。

でも、東京電力や原子力保安院の上の方の給料を、少しくらい回してもいいような気がするのは私だけでしょうか。




あ、今日から業務上の応援の為宮城に行く、高校の同級生がいます。

明るいやつなんで、きっと現地の方を元気づけてくれるでしょう。

「誰かの救世主になってきてくれーい!でも、無事に帰ってこいよー!」

(・・・って、ブログで言うか?)



http://www.roumusupport.jp