一昨年のこと、サウジアラビアでは、国営テレビが日本事情を紹介した番組を特集して話題になったことがあります。

「日本人は犬のうんこを持って帰る!」

「公園にごみが落ちてない!」

そこで子供にインタビュー → 「マナーだから」

「家の前の道路を掃く人がいる!」

「アイスを買ったら帰るまでの時間を逆算してドライアイスをいれてくれる!」

わざと現金を入れた財布を落として観察 → 「赤ちゃんを抱いた若い夫婦が拾って交番に届けた!」


在サウジアラビア日本国大使館にもその後異例の案内が掲載されました。
http://bit.ly/bYQMxA


ところが、一般のサウジの人には信じられない光景だったようで、多くの人は「ヤラセ」と考えたそうです。



その後、サウジでサッカーの試合がありました。

地元サウジアラビアで人気のチーム「アルイテハド」 vs 「名古屋グランパス」

試合は6対2で日本が敗れ、サウジの勝利。

中継していたテレビカメラは、人気・地元チームの快勝に興奮するサウジのスタンドを映したあと、敗れた日本の観客を映したそうです。

厳しい試合結果に意気消沈しているはずの日本人サポーターが映ることを期待した、アングルだったのでしょう。。

しかし、次の瞬間、サウジのテレビの視聴者は、信じられない光景を目にしました。



それは、日本人サポーターがスタンドに散らかるごみを拾い集めているシーンでした。



これを見た多くのサウジの人が日本人のマナーに感動し、過日のテレビに納得したそうです。



そして「奇跡」が起こりました。

サウジでは毎年2月、国王主催で民族的祭典が開かれます。

国王はゲスト国を指定。

ゲスト国は、多くの巨大プロジェクトを請け負うことになります。

前年はフランス。

そして次回はドイツに決まりかけていたのです。

それが突然日本に代わったのです。

その背後に、国王をはじめサウジ国民の「あのテレビの光景」があったことを、東京新聞の寄稿者は指摘しています。

<↓東京新聞に投稿された記事>
てげ と てげてげ の あいだ



日本人の誇るべき素晴らしい国民性の一端だと思います。




しかしながら、今この瞬間も、東北地方をはじめとして、多くの日本に住む人が想像できない程の苦しみと戦っています。。


国内観測史上最大の地震、そして津波や火災。
連続発生した地震の影響で適切な発表も困難になっている状況。

次々と明るみになる悲劇に、ただ胸が痛みます。


国連総長も、「日本は今まで世界中に援助をしてきた援助大国だ。今回は国連が全力で日本を援助する。」 と発言してくれました。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011031200003




私もできることを考え、やれることから実施しなければなりません。

こんな愛すべき日本の人のために。




http://www.roumusupport.jp