厚生労働省は来年度の税制改正要望に、正社員を多く雇うベンチャー企業向けに優遇税制策を
盛り込む検討に入りました。対象となるのは設立5年以内のベンチャー企業で、成長性の高い
企業をさらに支援するため、黒字企業に限定したものとなりそうです。
内容としては、例えば、設立1年目に正社員を10人雇った企業は合計300万円を法人税や所得
税などから控除し、2年目に12人に増やした場合の控除額は60万円とする方向で検討に入って
います。
正社員1人当たり30万円が目安のようです。
さて、今度は助成金ではなく、優遇税です。
次から次に緊急雇用(採用)対策の具体的な施策が明るみになっています。
でも、助成金ではなく、税金の控除でやるなら、社労士の出番がないんです!
ん~・・立場的には微妙だったりします (笑)
それに、助成金の場合は、皆さんが拠出している雇用保険が財源なのですが、これって財源は
どうなるんでしょうか?って疑問もあります・・
ま、いずれはっきりすることでしょうが、現時点でも政府がかなり真剣に雇用(採用)対策を考え
ていることは間違いないです。
採用を考えるなら、本当にこれからがチャンスかもしれませんね。