最近、別々のお客様から、高額療養費のことで立て続けにご質問がありました。
所得税の10万越えの医療費免除は、結構知られていますが、この健康保険の高額療養費の制度
については、意外とご存じないかもしれません。

高額療養費は暦月単位(1日~末日)で、80、100円(70歳未満の方で一般的な所得の方の場合)
を超えた分につき、自己負担割合は、本来の3割負担から1%負担になります。
高額療養費支給申請を行えば、その病院に支払ったお金の差額が健康保険の方から給付されます。
ただ、入院時食事療養費や入院時生活療養費等、そもそも健康保険対象外の分は、給付の対象と
なりませんので、ご注意下さい。 

もちろん、お医者様の世話にならないのが一番なのですが、もし、高額な療養費が発生した従業員
の方がいらっしゃる場合は、どうぞご案内してあげてください。

http://www.sia.go.jp/seido/iryo/kyufu/kyufu06.htm

毎年、個人や企業が負担する健康保険料は増え続けています。
伸び続ける日本人の寿命や高齢社会の現実を考えると、致し方ないのですが、せっかく払い続けている
保険料です。
高額療養費のような健康保険の制度も、知らなかったら損していることになります。

ぜひご活用ください。

あと熱中症のニュースが毎日飛び込んできます。
熱中症には十分お気を行けくださいませ。

協会けんぽのホームページに”熱中症にご用心!”の案内が掲載されていますので、リンクをご案内
させていただきます。
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/10,0,155,643.html