経営者の皆様、こんにちは。
労務トラブル予防専門の社労士
高野 裕一です。
先日、こんなニュースがありました。
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気になるのは、
>裁量労働制拡大の実施時期を
>2020年4月とする方向で検討に入った。
という箇所です。
以前のブログでもお伝え致しましたが、
裁量労働制とは、
労働時間の量と成果が比例する
工場労働者を対象とした規制ではなく、
別の規制が必要になる
ということから出来た労働時間の制度になります。
今回の経緯から考えますと、
実施時期の延期は避けられないと考えますが、
当該制度の改正案は、
2015年にも国会での合意が出来ず、
継続審議になったという過去がございます。
現在の労働基準法の成立が
昭和22年になりますので、
現在とは、大きく社会状況が異なります。
今回の裁量労働制の改正の是非に関わらず、
現在の制度が限界に来ているのは間違いありませんので、
国会の議論を深めて頂き、
一刻でも早く抜本的な改正を進めて頂きたいと考えます。
経営者の皆様におかれましては、
大きな影響のある法改正になりますので、
詳しい情報が入り次第、
改めて、お伝え致します。