派遣労働者の安全は自分で守らなければならない。 | もっと知りたい労働法!

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東京都町田市を拠点に両立支援、労使トラブル、障害年金などに対応、『悩み』を『戦略』に変える労務管理を提案する特定社会保険労務士櫻井三樹子のブログです。日々の疑問や矛盾と戦います!!たまに日本酒でまったりします。


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 厚生労働省の調査によると、昨年1年間に労災で死傷した派遣労働者の数は5631人。2年連続で5000人を超え、製造業の派遣が解禁された2004年と比べて8倍以上に増えている。“労災隠し”の証言もあり、問題の根は深い。

 今回の国の調査結果について関係者が口をそろえるのは、「数字は氷山の一角」という点だ。

 首都圏の派遣会社社員は「労災の届け出はしない。派遣先が手続きを面倒くさがる。違法な働かせ方の発覚を恐れることもあるから」と「労災隠し」を認める。
(読売新聞)

 なぜ違法な労災隠しが行われるのでしょうか?
首都圏の派遣会社社員は「労災の届け出はしない。派遣先が手続きを面倒くさがる。違法な働かせ方の発覚を恐れることもあるから」と「労災隠し」を認めています。
「派遣労働者は使い捨て」という意識も派遣元にも派遣先にもあるのでしょう。当然の権利として、労災の申請を求め解雇になったという話もよく聞きますね。派遣労働者は職場に守られない危険な身分です。自分の身を自分で守らなければならない…。

 労災が減らないのも、同様に派遣労働者が職場にもまられていないからです。
派遣労働者は経験が浅く、充分な教育を受けることなく仕事に就くことが多いですね。派遣労働者の安全と補償に関わる法的な責任体制が、わかりにくくなっています。

 プレス機械の場合なら、手をはさまない安全装置をつける責任は派遣先の企業にある反面、作業上の注意などの安全教育は派遣会社。労災保険の加入対象は、実際に労働者を使う派遣先ではなく、雇用主の派遣会社。派遣先は重大な過失から労災を起こしても、労災保険では事実上、あらゆる負担を課せられないのです。 

 職がないから派遣で働く、派遣を辞めたいけれど他に職がない…など、やりたいから派遣労働者をやっているわけではないという方であっても、やはり派遣労働は危険で不安定です。派遣労働を選択することに、自分で責任を持てますか?

sakurai


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