社会保険労務士業も20年以上もやっていると、いろいろとおかしなことに気づきます。
今回はそのおかしなことについて、”保険料”という切り口で、取り上げてみます。
まず初回は、建設業の労災保険料から。

建設業の労災保険は元請工事ごとに適用され、その保険料は「元請請負金額」を基に算定されます。
この適用方法によって、元請事業者が直接雇用していない労働者、つまり下請や孫請事業所の労働者も一括して労災保険のネットをかぶせているのです。
問題は、この「元請請負金額」が消費税込みの額になっていることです。つまり、税金にも労災保険料がかけられているということです。これは事実上の二重課税じゃないでしょうか?
建設業でも賃金総額(下請等労働者を含む)を基に労災保険料を算定することはできるのですが、この方法だと当然消費税は関係ありません。

労災保険料を無理からに高くするための方便だとしか思えないのですが、おかしな仕組みがまかり通っています。

このブログをご覧のあなた、いっしょに声高らかに訴えましょう!

ここが変だよ!労災保険料


むらかみ社労士のブログ

昨年12月、セミナー「介護保険の基礎知識」(主催:滋賀県雇用開発協会高齢期雇用就業支援業務)で、「にゅーすもりやま」紙の広山さんから取材を受け、その掲載紙を届けていただきました。

新聞に載せていただくなんてことはほとんど経験のないことなので、もう素直にうれしかったです。

その後、広山さんからさらにうれしい資料が送られてきました。この記事を読んだ読者の反響です。
 ・介護保険の基礎知識はとても参考になりました。丁度母が歩けない状態になり、介護認定が必要では、との話をしていたところでした。
 ・1月15日号は、我が家の保存版です。
 ・介護保険の基礎知識はポイントをしっかり押さえた非常に分かり易い説明で、よく理解できました。コピーしてよく知らない友人に渡したら、喜ばれました。
 ・村上保高さんの介護保険の基礎知識が大変参考になります。ずっと残しておきます。
 ・今回の介護保険の基礎知識はファイルして取っておきます。
 ・介護保険の基礎知識はこれからの私たち夫婦には非常に参考になりました。
などなど、およそ20通ほどの感想がありました。

なんだか通信販売のCMのようで手前味噌のきわみ、厚顔無恥だとは承知していますが、行間からは介護保険、というか介護に対する漠然とした不安をくみ取ることができます。

介護保険セミナーの場合、年金や労働基準法などと決定的に違うのは、参加者の「目力」です。こちらがたじろぐほどの「切実さ」です。これはいつ、どこで開催しても変りません。

それだけに資料にしろ、話にしろ、分かりやすさを心がけ、同時にセミナー終了時には安心感も持って帰ってもらえるよう展開しているつもりです。

掲載記事の反響は、コンパクトに要点をまとめていただいた広山さんの力に負うところ大なのですが、私としても直球ど真ん中に決まった感じがして、何だかうきうきした気分です。

にゅーすもりやまの広山さん、そして読者のみなさんにあらためて感謝申し上げます。


1月4日、生活習慣病予防検診にいってきました。内科の先生から『特に気になるところはない』というお言葉をいただき、まずは一安心し、10日後の健診結果を待っているところです。
しかし、ここで声を大にして改善を求めたいことがあります。それは検便容器のことです。健診を受ける際、検便のためにウ○コをとらねばならない(それも2回)のですが、この容器こそが大問題なのであります。


よくご承知のように、検便の容器はふたに細い棒がセットされていて、この先にウ○コを少量付けてしまうという仕組みになっています。
この容器、一言でいえば入り口が狭い。狭すぎる。
50歳を超えてぼちぼち老眼が入り、加えて手が細かく震える性質です。
突き出した両手が震えないよう息をつめて、この細い入口に棒を、しかも先端にウ○コのついた棒をそろりそろりと差し込む…。


今年は何とか事なきを得ましたが、しかし来年以降、ますます老眼が進み、手の震えもひどくなるようなら、検便のたびに大惨事、そんな気がします。高齢の方なども人知れずご苦労をされているのではないでしょうか?
ぜひ「検便容器の改善」を望みたい。