埼玉県に引っ越してきて直ぐの頃だから

15年くらい前ですかね。

いきなりでっかい雹(ひょう)が降ってきて

「えらい所に来ちゃったなあ…」と思った。

東京に住んでた頃には

経験したことが無いほどの大きさだったので。

 

別の日に

商店街の八百屋さんで買い物をしていた。

常にスーパーより1割くらい安くて

僕もよく通っていた。

急に大粒の雨が降り出したと思ったら

買い物を済ませたお爺さんが

購入したバナナを

頭に乗せて傘代わりにして

出て行った。

マジか。

 

たぶん、皆さんが思ってる乗せ方じゃないよ。

『頭に乗せる』だと普通こう思うでしょ。

これでも雨は防げるとは思うけど

 

だけど僕が目撃した爺さんは違った。

乗せるというより被るに近い。

こういう感じだ。

じ、爺さん…なにしてるん?って感じ

 

この時も

「えらい所に越して来ちゃったな…」と思った。

 

それ以来

雹はたまにあるけれど

バナナを被った人を見たことが無い。

土地柄とかの問題ではなくて

あの爺さんだけだったんだと思う。

 

………バナナ話で続きます………

 

バナナといえばシュガースポットだ。

バナナが成熟すると皮に現れてくる

茶色というか黒い斑点。

バナナを美味しく食べるタイミングを

表しているようだ。

 

今現在、

僕のスネにもシュガースポットがある。

ジムでぶつけた…痛い

 

ここにアザ写真を載せて

皆さんの同情を引きたいところだけれど

誰も男のスネを見て喜ばないだろう。

薄いとはいえ多少なりとも毛が生えている。

キレイか汚いかで言えば後者だ。

食べ頃かどうかは分からない。

 

………毛の話で続けます………

 

こんなネットニュースを見付けた。

蚊が飛ぶ嫌な季節になりましたな

 

蚊って水濡れに強いらしい。

雨に振られて濡れてしまっても

飛翔能力が落ちない。

で、花王さんが考えたのが

界面活性剤入りの水溶液。

 

そもそもなんで蚊が水に強いかというと

羽を含めた全身が細かい毛で覆われている。

かつ、

疎水性のワックス成分でコーティングされている。

つまり、水を弾く機能に長けているから。

 

ならば、洗剤とかに含まれている

界面活性剤を吹きかけてやれば

油汚れの皿を洗う原理と一緒で

蚊の油分も弱まるでしょって考えだ。

ワックスが剥げた蚊はびっしょりになり

飛べなくなる。

ほほぉー、なるほど、なるほど。

 

で、思ったんだけど

蚊の話は横においといて

この時期、急な雨に降られることが多い。

蚊は平気なのかもしれないが

僕ら人間が大困りだ。

 

ならば、自衛策として我々ができることは

細かい毛をびっしり生やすこと

そして

脂でギトギトにしておくことだ。

 

今の季節

半袖がゆえに

腕毛がモジャモジャ飛び出している人や

引火しそうなくらいに

顔がテカテカしている人がいる。

いずれも、おじさんだ。

きっと水弾き抜群だろう。

 

爽やかさにはほど遠いけれど

おじさんが最強である。

雨には、だけど。