病院と薬屋 | seekerのブログ

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身勝手な俺が繰り出す、書いた本人もろくに覚えていない言葉の集合体

病院で支払う診療費だとか薬屋で支払う薬代だとかは

スーパーで買い物するのと違って、

料金はブラックボックスだ。

 

会計で「1620円です」と言われれば1620円払うしかないし、

420円だと言われれば、「今日は安いな」くらいで財布を開く。

明細にその金額の内訳が書いてあっても、

その内容はあまり理解できないし、

価格の妥当性となるとさっぱりである。

 

職業に貴賎はないと言ったって、

言うても相手は「医療」機関である。

たぶん信頼していいのだろう。

おそらく、どこの病院で受診しても

同じような金額なんだと思う。

 

というか、

そもそもそんな事も考えずに料金を支払う。

家電量販店のように「もうちょっと負けてぇな。」と

病院の窓口で言う人はいない。

 

ネットで買い物するときは「価格比較」をするのに

医療費や薬代に差があるかなんて考えたこともない。

 

 

だが、そこには明らかな差があったのだ。

 


登場するのは2つの病院と2つの薬局。

 

 A病院 X薬局

 B病院 Y薬局

 

いずれも院外処方で、それぞれ病院から最寄りの薬局である。

多くの人は病院を出た足でその最寄りの薬局に入っていく。

 

 

「定期的に受診して、毎回同じ薬を同じ量だけ処方してもらう」

という状況設定で

まずはA病院とX薬局の組み合わせで複数回受診する。

2回目以降は初診料がなくなり、金額が一定になる。

次にB病院とY薬局の組み合わせで同様に複数回受診する。

これも2回目以降、金額が一定になる。

 

診療内容はさして変わりなく、薬はまったく同じ。

これで2回目以降の料金はどうなったかというと

 

 A病院: 500円 X薬局:1500円

 B病院:1200円 Y薬局:900円

 

といった感じだ。

 

 ※上の数字は大小だけを表す目的で、正確ではないが、

  このくらいはっきりと目に見える差が出たのだ。

 

当然、

処方箋さえあれば、薬はどこでもらったって構わないから

安い組み合わせ(A病院→Y薬局)を選択すれば

医療費は抑えられる。

(手出しも、健康保険から支払われる費用も)

 

 

この金額差はどこで生じるのかまったく追求していないが、

とにかく医療費や薬代は

あちら側の「言い値」だということがはっきり分かった。

そして高い値段のところは、

それだけ「経営者」の懐に入るのだろう。

職業の貴賎はないし、欲の深さも職業には関係ない。

 

院長の車がいつも最新型の高級車なら、

こんな価格調査をしてみるといい。

もっとお安いところが見つかるかもしれない。

 

 

 

なお、この単純比較は背景事情一切無視である。 

 

 病院が近いとか遠いとか

 医者の腕がいいとか悪いとか

 病院の設備が充実しているとかしてないとか

 診療内容次第では金額の逆転も起こるかも知れないとか

 別病院の価格調査で初診料が発生するとか