間違うこと | seekerのブログ

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雑感、皮肉、ココロモヨウ、好きなこと、お買い得、時事・・・
身勝手な俺が繰り出す、書いた本人もろくに覚えていない言葉の集合体


当てられた人間が黙ったままスクリーンを見上げている。


たぶん、見たこともない問題で

答えの手がかりさえ思いつかないのだろう。


けれど、「語群」はある。

何分の一かで「アタリ」はそこにある。

だが、そいつは依然黙ったままだ。



間違えたってグラウンド10周のペナルティがあるわけじゃない。

やさしい講師が、「どうですかね?」と促す。



とうとうそいつは黙ったまま次の人間に回答権が移った。




間違うのがそんなに怖いのかね。

自分のカンがそんなに信じられないのかね。

分からなきゃ、「わかりません。」って

自分の無知を認めればいいじゃないか。



どれも自分の評価を上げる行為ではないけれど、

そうまでして自分を護ることに意味があるんだろうか。



恐れず、間違いを選択すればいいじゃないか。

教えを請えばいいじゃないか。

立ち止まっていたって天からの啓示は降ってきやしない。




君がそこに居たらきっと俺と同じことを思うだろう。

間違いなんて怖くない。

二人は未開の荒野を切り開いてきた。

いろんなものに出くわし、後退も必要だったりしたけど

進んでいくことに恐怖は感じなかった。

新しいこととの出会いが楽しかった。



間違うことは怖くない。



君とのことはどこかで「間違い」があったなんて思っていない。

たぶん。