記憶の不思議 | seekerのブログ

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雑感、皮肉、ココロモヨウ、好きなこと、お買い得、時事・・・
身勝手な俺が繰り出す、書いた本人もろくに覚えていない言葉の集合体

10年ほどまえに仕事上の付き合いのあった人と、ばったり再会。

「えぇと、失礼ですが顔は覚えているのですが、名前が出てきません」
と正直に言ってみたが、
すぐさま、その人の会社と名前を思い出した。


それほど強いつながりが会ったわけでもないし、
その人個人に特徴があるわけでもない。


そして、

この俺はどっちかというと人の顔や名前は覚えない。
だが、どういうわけだか、この人のことは覚えていた。


それがあまりに「特殊」なことだったので
自分自身でひどく驚いている。


ここ数年のことなんてほとんど何も覚えちゃいないってのに。



やがて身体の自由が利かなくなり、思い出の中だけで生きるようになったとき、
俺は「どのあたり」の記憶をたぐり寄せることになるのだろう。