インフラとは
インフラ 【 基盤 】
インフラストラクチャ
基盤、下部構造などの意味を持つ英単語。一般の外来語としては、水道や道路、電力網などの社会基盤のこと。ITの分野では、何らかのシステムや事業を有効に機能させるために基盤として必要となる、施設や設備、回線、ソフトウェア、制度や、それらの組み合わせなどのことを意味する場合が多い。
出典:IT用語辞典 e-Words
とまぁ、どこからかこんな文を引用してきたわけだが、自分も含めて大多数の人がインフラの恩恵に与かりながら、インフラあるいはそれに携わる人間に対して(日常的に)感謝の念など持っていない。
インフラは「あって当然」。
いくばくかの利用料金を支払うから、それを利用する権利を声高に主張することができ、ひとたびそれが途絶えれば、それを司る機関に一方的なクレームを投げつけることができる。
そしてまた、その「機関」は、いかなる苦労をしても早急にそれを復旧させなければならない。
当然のことのように、みな考える。
自分が困るから。
真夜中、突然やってきた停電。
視覚がすべて奪われ、それこそ携帯電話の画面で周辺を照らす、ということすら頭に浮かばず(もっとも、何一つ見えなくなって、携帯電話を手にすることもできなかったろうが)、ただそこで固まってしまう自分。
窓の外も暗い。
どうやら周辺地域が一斉に落ちたようだった。
なにやってんだ、電気屋は。
日頃意識すらしない電力会社へネガティブな感情をむける。
だが、俺は気がついている。
これから自分がその「浮かばれない」インフラに関わっていくのだ、と。
どうやら、それは避けられそうにない。
これからは自分が「責められる」側にまわることになる。
暗闇の中で憂鬱な気分になる。
しばらくして供給が戻り、PCは無事起動したものの、ネットは回復しない。
どうやらモデムがトラブルを起こしたらしい。
たく。。。