映画、The day after tomorrow
真冬に台風級の低気圧が3つやってきて
アメリカを凍りづけにしてしまうお話。
外は、なんだか映画で済まないような荒れっぷり。
何もかもを覆い尽くす白い結晶。
これほどの雪を見たのは平成18年以来。
(あのときは「平成18年豪雪」と名前が付いた)
雪だらけの道を週末走ったかと思えば、
翌日には満開の菜の花を見た。
夕暮れの空色もどこか春の気配。
どんなに厳しい冬でも、
どんなに酷暑な夏でも、
その境界には「春」がある。
また例年のごとく春を待ち焦がれよう。
いくつもの記憶と結びついた春。
あの空気が記憶の断片を不意に呼び覚ます。
徐々に角が取れて丸みを帯びてきた記憶。
どこか、もの悲しさだけが残った。