ぐるぐる問答  森見登美彦 | 世界の隅っこで読書するパンダ

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小説・漫画の雑食系読書感想ブログです。
(一般・ミステリー・ホラー・耽美・BL・・・その他何でも)
ネタバレ時は「※注意!」を入れてます。
妄想体質ゆえ、あらぬことを口走ってます。。。

 

 

内容: 森見登美彦 初の対談集。デビュー以降各誌に掲載された対談を一挙収録。
対談相手は 本上まなみ、萩尾望都、羽海野チカ、綾辻行人、綿矢りさ、万城目学 他計14人。

 

発行: 2016年

 

おすすめ: ★★★

 

 

 

 

森見さんの作品でアニメになった物をちょびっと観たので、小説もなんか読んでみようと思ってました。

何を読もうか迷ってた矢先、図書館でこれを見つけたのです。

 

で、こちらを読んで『新釈 走れメロス 他四篇』を読もうと決めました。

「文学ベースで笑いあり」らしいのがツボりそう。

そのうちに~~

 

 

 

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対談相手は多彩な顔ぶれでしたね。

割りと多かったテーマが「京都の町」「京大生時代」「作品について」

これらが一番語られてたかなー。

 

京都、好きですんでおもしろかったです。

でもまあ私みたいなビギナーよりも、ファンの方がより楽しめると思いますね~この本は。

 

 

 

 

劇団ひとり

 

一応「(笑)」も所々にありましたが、あんまし話広がらなかったカンジ。

 

 

万城目学

 

お互い京大卒の作家ゆえ、話弾んでおもしろかったわー

 

万城目さんが小学生の頃友達と漫画を合作してた話に共感でした。

私も同じことしてたから。

恐怖漫画とギャグ漫画を数ページづつ描いたきりフェイドアウトしたなぁ。

実家に原稿残ってるかもなぁ(遠い目)

 

 

神山健治

 

アニメ監督である神山さんがこの頃作ってた『東のエデン』の話と、森見さんの『新釈 走れメロス 他四篇』の話が主。

 

森見さんがセレクトして作品にした『山月記』について神山さんが「『山月記』と腐れ大学生の相性の良さったらない」と述べてらして「マジ!?なにそれ!」と なんか心躍った(笑)

よっしゃソレ読む!と。

 

 

羽海野チカ

 

羽海野さんの対談はいくつか読んだことあるけど、いつも「漫画愛」溢れてて熱っぽいから好き。

 

ご自身の生んだキャラクターへの愛も惜しみなくて・・・・・かわいい人だなあラブラブ

 

 

萩尾望都

 

「人の言うことは聞かない」

萩尾さんが40年漫画家を続けられたコツはこれだそうな。

結局自分の舵は自分で取れってことですね。

カッコイイです師匠!!(勝手に心の師とさせて頂いております)

 

 

(昔の)森見登美彦

 

ラストの対談者は昔のご自身。

まあタイムマシンがない現在では実現不可能なため、これは妄想小説ですね。

 

結局のところ。。。

ちゃんと小説家一本で食えて、大ファンの本上まなみさんと何度も対談できて、なんの文句もないっしょ~~OK

 

 

 

 


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