NHK総合テレビで「LIFE!~人生に捧げるコント~」

 

ウッチャンナンチャンの内村光良さんが座長のコント番組で、かつてレギュラー放送だったのが、いまは不定期で特集番組が放送されています。

 

いくつかの数分のコントで構成されていて、それぞれ特異なキャラクターが登場する設定となっていますが、2017年8月の放送されたものに「未来戦士ハライゾン」というのが、特筆すべき、まあ「こんなのあり」というキャラクター設定となっています。

 

「ハライゾン」というのは「払い損」、つまり公的年金のことなのです。

 

NHKの番組ですよ。

 

かつては本当に自由だったのですね。ほんの2年前の話ですけどね。

 

「未来戦士ハライゾン」は日本の未来からやってきた正義のヒーローで、サラリーパーソンが、お金をせびられ絡まれている、いわゆる「ぼったくり」から救うために登場するという設定で、そこに、サラリーパーソンのピンチに未来からやってくるヒーローなのです。

 

2人の戦士で構成されている「ハライゾン」ですが、彼らは1枚の板を持ち上げて両手で万歳をするように板を下から支え、その板の上には3人の高齢者が乗っているというシチュエーションになっています。

 

サラリーパーソンに絡んでいる悪役が、板の上に乗っている高齢者のことを尋ねると、未来戦士ハライゾンは...

この上に乗っていらっしゃるのは、日本のために尽くしてきた高齢者のみなさん...
あなたたちの時代は、2人の現役世代で1人の高齢者を支えているけど、私たちが住む未来は2人で3人の高齢者を支えているの!...

というセリフとなります。

 

未来戦死ハライゾンは3人の高齢者を2人で支えているので、なかなか自由に身動きが取れず、悪人を退治するために1人がほんの少しの間手を放すと、足場がグラつき板の上に立つ高齢者から...

わしたち、3人支えてるの忘れんなって!怪我でもしたらどうすんだ!...
それが、日本の功労者に対する態度か!...

と罵倒されます。

 

結局、未来戦士ハライゾンは、救出のために登場したにも拘らず、サラリーパーソンを救うことができませんでした。

 

当然、被害にあったサラリーパーソンは、未来戦士ハライゾンのことを責めますが、ハライゾンは...

晩婚や少子化にちゃんと向き合ってこなかったからだ...

と3人の高齢者を2人で支えることになったと話し、身動きが取れなかったことを説明しています。

 

板の上に乗っている高齢者がこう叫びます。

僕らたぶん、年金もらえません...

ねえ、これすごいでしょう。

 

こんなネタを、あのNHKが放送していたのですよ。

 

ちょうど同じ頃に、土曜ドラマで「破裂」という番組がありました。

 

高齢者の心臓を若返らせる新薬が開発されましたが、心臓破裂という副作用があり、高齢者はぽっくりと亡くなるのですが、厚生省(?)の役人が、この新薬で高齢者を間引きする、つまり若返り効果をうたって新薬を飲ませ、高齢者の人口を減らすという、高齢者の「ピンピンコロリ」推進国家プロジェクトを打ち出すというドラマです。

 

これもNHKなのです。

 

すごいでしょう。老後必要資金2000万円が話題になっているいま放映しても、かなり受けそうな番組だと思うのですがねぇ...