米中間選挙では、下院は民主党が過半数を取り、上院は共和党が過半数を維持したことから、議会は「ねじれ」状態となりました。

 

閣僚任命等に影響のある上院を共和党が取ったことは、政権運営においてはトランプ政権がいう「勝利」には繋がりますが、法案審議のスムーズ化を考えれば、やはりねじれ状態は、政権にとっては痛手となるでしょう。

 

上院三分の二の賛成が必要とはいえ、大統領弾劾審議が下院から出されば、トランプ大統領への審査は行われることになり、家族を含めた税務調査や、ロシア疑惑調査などで、新たな事実が出てこないとも限りませんし、出てくる材料によれば、共和党内部からも弾劾賛成の意見が出てこないとも限りません。

 

来年には債務上限引き上げの期限もやってきます。

 

それでも上院を押さえたことで、大統領肝いりの減税法案は強引に議会を通すことはできそうで、なにより選挙結果が出たことでマーケットは一気にリスク先行に走り、NY市場は大きく値を上げてきました。NYダウは545.29ドルも上げてきました。米10年債利回りは3.24%に上昇しました。

 

ドルは買われ、ユーロ/ドルは1.142ドル台、ドル/円は113.50円台で推移しています。原油価格は下落でした。

 

中間選挙結果は事前予想通りで、不透明感が払拭され、結果が出たことで、ヘッジファンドなどがリスク資産を換金していた流れが、リスク選好に動いたということですね。マーケットは「わからない」ことを一番嫌いますからね。