今日の日経平均株価は300円以上の大幅下落となっています。日経新聞電子版では、米長期金利上昇を嫌気しての下げと解説しています。
昨晩は米10年債利回りは2.8%近くまで上昇しました。そのピッチが速すぎることから、株価割高感が意識され、株式市場からの資金流出が危惧されると判断したのではとみられています。
米株価が上昇してきたのは「ゴルディロックス」と呼ばれる、企業業績拡大で金利が上がらない状況で株価は買われていました。
簡単に言うと、金利が低いということは資金調達コストが低いということになりますから、抵抗ストで高収入となれば企業にとっては願ったりかなったりで、そりゃ株価は上がりますよね。
「株価は金利に殺される」という格言のようなものがあり、金利上昇はいずれは株価下落につながるということを、ベテラン投資家は意識しているようで、今の米長期金利上昇を素直に喜べないでいるようですね。
これも投資家心理です。
長期金利が上がるということはインフレ期待があるということですが、上昇のきっかけがトランプ大統領による大型税制改革だとすると、これは将来の財政不安の表れとも見て取れます。なにせ米債券を売っているわけですからね。
その証拠に金利上昇にも関わらずドル高になっていないということを気にしているのでしょう。
ゴールドマンサックスも、債券関係者も、このままの長期金利上昇局面では株価に悪影響になると予想しているようです。
もっとも本当にインフレ期待で長期金利が上昇しているのであれば、株価はまだまだ上がるとも言えます。
さてマーケットはどっちなのでしょうね。
ドル/円は109円半ばで推移しています。円売りドル回の感じかな。少しだけですけど。
ユーロ/ドルでは1.25ドル台とユーロ買いドル売りになっています。
原油価格はWTIで1バレル66ドル台。恐怖しすと呼ばれるVIX指数が上昇とは言わないまでも気になります。「10」を超え「14」台から今は」「13」台です。ボラティリティが出てきた、つまり価格変動幅が大きくなてきたと言えそうです。
何かをきっかけに大きく動くという感じになっているようで、それが何かはわかりませんが、ちょっと不安というものが徐々にマーケットに浸透しだしてきて、何かあったらすぐに逃げるぞと戦々恐々としている状態かもしれません。
これで皆が同じ方向(ずっと上方向)を向かなくなったことは良いことです。ここをクリアすれば次のステージが見える試練とも考えられますが、一本調子の上昇局面からは変わったようですね...
