小雨降る&風もあるそんな天気の中

佐渡から帰る小木港〜直江津の犬連れでフェリーです。

2等客(普通の人は2等でしょ?)の犬連れは、ケージにあずけるか外です。



犬を連れて船内に入って行ったときに、乗務員さんに

「ウィズドッグですね?こちらです」とお部屋を案内されました。


佐渡に渡るときに、犬は外と言われたので、雨なのでお部屋なのかな?と思いました。

が!それは乗務員さんが他のお客様と勘違いされたようだと気が付きました。


後から来たとーちゃんに

お部屋に案内されながら

「こっちだって〜」と声をかけたのに、直後に

「あ!私たちはこっち!外!」と促して

外に出るドアの方に向かいました。

外に出るドアには、チェーンがかかっていて出ちゃダメな感じでした。

(来るときの船には、初めからチェーンはかかっていませんでした)

それでも、疑問に思わず犬がいないからチェーンがかかっているのだろうと思いました。


外に向かおうとした私たちに

後ろから来た乗務員さんが

「あ!すいません、開けますね」とチェーンを外してくれました。

私「濡れちゃいますかねえ?大丈夫ですか?」と声をかけると

乗務員さん

「だいぶ小ぶりになってますからね」とおっしゃいました。

そして同時に雨でも外なのか〜とも思いました。


外に出ると、壁際のベンチですら雨が吹きかけます。

小雨ですが、

私が「濡れちゃうね?」と言うと

とーちゃんが

「たぶん、出航すれば反対方向だから風向きで大丈夫だよ」といいます。


むっちゃんは、ドキドキでとーちゃんに張り付いています。

出航してしばらくして

怖がるむっちゃんは、とーちゃんが持ってきたタオルで頭から覆いました。

ドロボウのホッカぶりみたいで笑っちゃいます。

船は、かなり揺れています。

こんな風雨のなか、デッキでは危険です。

なので、走り出して10分ほどでかなり濡れたのでとーちゃんとむさしをデッキに残して、乗務員さんに

「凄く濡れちゃうんですけど。端っこで大人しくしてますから、中に入れていただけないですか?」と言いに行きました。


乗務員さん、

「犬はケージに預けるか外なんです。客室には入れられません」というので

犬のケージルームを見せていただきました。



あ〜ここにむっちゃんひとりで預けるのは無理だ!と思いました。
伊勢神宮で預けていつまでも「おいていかないで〜!」とワンワンしていたのを思い出しました。

乗務員さんに
「家の犬をここに預けるのは、無理です」と言って仕方なく外に戻りました。

少しでも濡れないで座っていられる場所を探して、動かせる椅子を移動させたりしていました。
船は立っていられないくらい揺れていました。
デッキで立っていたら海に落ちちゃいます。なくらいです。

しばらくしたら乗務員さんがドアを開けました。
「犬用ケージルームは、今日は他のお客様がいないので、そちらで良かったら」と。

良かった〜と思いました。 
この雨から逃れられるのであれば!
2時間半は、無理です。
「入れて」と言って良かった!と思いました。
言わなかったらずっとデッキだったかもしれません。

とーちゃんと私とむさしと3人でこちらのお部屋(ペット用ケージルーム)で過ごすことになりました。 
乗務員さんが椅子をふたつ持ってきてくれました。


私の椅子の後ろはカギのかかるケージ
反対側は、蓋のない大きな棚な感じでした。


途中、かなり揺れました。
とーちゃんが、ちょっと船酔い状態。

それにしても、
「中に入れていただけないですか?」と言ったときに、ガンとして
「ダメです!」と言っていた乗務員さんの態度が変わったのはなぜだろう?

下船するときに犬連れデッキに出るドアにまたチェーンがかかっているのが見えました。
窓は、車でワイパーを最大に動かしても見えないくらいに雨が吹き付けて曇っていました。ここにいたらどんなことになっていただろうと怖くなりました。

私が思うに、中にいれてくれたのは、チェーンがかけられているのは、犬連れでなくても利用できるデッキですが
風雨で揺れるので、危ないので外に出てはダメです!だと思うんですよ。
(他のデッキへの出口は、見ていないのでわかりませんが)
なのに、私たちを外に出しておくのは、危険だと誰か(船長さん?)と相談したのではないかと思います。

新潟〜両津の大きなカーフェリーには、2等客でもいられる室内スペースがあります。

直江津〜小木のフェリーでも、せめてキャリーに入れれば客室内の片隅にでもいられる場所を作って欲しいです、と思った船旅でした。