「第一話 おれと雅子とBOKOと」~BONNIE PINKのライブの後日談 | すぱログ

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12月6日に行われた、BONNIE PINKの復活ライブ。
前回のブログで、そこへ参戦した自分にちょいとした事件があったと書きましたが、やはりそれについて説明せねばなるまいと…アルマイト!それは弁当箱のやつや

ちなみに爆弾は二つあります。
言える範囲で綴っていきたいとおもいます。

それは、ボニーのライブ前に起こった…

今回、自分は真正面からボニ―をみれるカウンターの指定席で一人で参戦していました。
四人掛けのテーブル席となっている自由席は避けたことは書いたとおもいますが、なるべく人と関わらず、ボニ―をガッツリ刮目、ライブに浸りたいという思惑があったんです。いや、そういう思惑がなくても一人だったとは思いますが


しかしですよ。
カウンター席って、そういう思惑で来てる人、いっぱいいると思うんです。実際、見渡すとほとんどお一人様だったんですね。

男女の比率は、6:4くらい。

ほぼ18時30分の開場と同時に入ったはいいものの、再入場不可。19時30分まで監禁

ディナーショーの様なスタイルだったので、ウェイターさんから分厚いメニューを渡される。
とりあえずメニューに目を通すも、アイスティーが720円だったり、パスタが2000円近かったりと、なかなかの治外法権っぷりのため、僕はで我慢。

後ろのバーカウンターでは自由席で仲良くなったのか、男二人組がモサモサとボニ―について語り合っている。
「やっぱり、結婚してからのボニーはどうなんだろう?っていうのがあってですね~!?」
「ウンウン」
「アーティストとしての製作意欲みたいなものが枯渇しちゃうんじゃ」

だまれ小僧!!(;´Д`💢)

チンパンジー達の戯れ言にイライラしつつも、ふと自由席の方はどうなっているのだろうと気になりはじめる。
階段を降りて、様子を伺いにいく。すると……!
みんな仲良くなっているではないか!
オフ会??
男同士でモサモサしている島もあるが、男女で仲睦まじくなってるところもある…うぉーまさかの美女と野獣!(失礼) そんな雰囲気漂うなか、
ぼくはだんだんと理解してきたんですね。

ボニーが12月のイルミネーションデストロイの時期にライブをぶっこんできた意味を。
大阪公演が12月24日の意味を。
ライブの副題に隠された
「もろびとこぞりて」の意味を。。


元来、ボニ―ファンというのは天涯孤独な生き物。
好きなアーティストにBONNIE PINKをあげても、一般人はパーフェクトスカイ以外のアナザースカイが浮かんでこない。圧倒的マイノリティー

妄想LOVERとか言っても、誰も曲名だと信じてはくれない。お前の妄想だろ??という心ない一言が胸を貫く。

本日はボニ―なりの、圧倒的マイノリティ達のためのアットホームな空間を作ってあげようという配慮だったのだろうか。今日くらいこぞっとけよと。

和気あいあいな自由席と対照的に、なんだかストイックな指定席。ネット裏に陣取ってスピードガン持ってるスカウトですか。
真正面から少し離れたボニ―を見るこの位置。
手を組んで顎を乗っけたら、完全に碇ゲンドウやないか。


水を飲むピッチが早くなる。

すると、僕の空いていた左隣に、女性が座った。

一気に緊張が走る。
カウンターといえども、指定先といえども、今日はこぞりての日なんですよ…

何が起きても不思議ではない。

そして、この人も、もしや、
もろびとこぞりてなのでは……?
という想像が膨らむ。そして僕のまらびt…ボコッ

まじまじと見るわけにもいかないので、なんとなくの様子で自分よりはおそらく年上ということはわかった。ただでさえサトラレなので、緊張は伝わってしまっているはず、水ばっかり飲んでるし。
向こうもなんとなく、落ち着かないようす。どこかしら周りを見渡す流れでチラチラと見られてる気が…

そしてしばらくして……
明らかに、ぼく、見られているなということがわかった。

すっげ、視線を、感じる!!
チラチラ?いや、ガッツリですぞこれ。
さっきのゲンドウの画像ここで使ってもいいよレベル。
「ピピピ…」
もはや、スカウターで戦闘力を計られているような。
「おめぇ、どんくらいつええんだ?おら、ワクワクすッぞ!」
夏目雅子なら良いが、実は野○雅子のパターンか!?

我、雅子に睨まれた蛙状態で、顔を覆い始めたり、口をすぼませ始めたり、段々と平静を保てなくなっている。そもそももろびとこぞりてってなんですか?っていういつものあれが出てきてしまっている。

そしてっ!!

「よく、来るんですか?」

なんと、静寂が切り裂かれたッ!
雅子(仮)が、声を掛けてきた!

「屁ぁっ!?、あ……三年ぶりですっ‼️」

我、バグった!!
屁ぁって初めて言った!!

「あ、そうじゃなくて、ここ(会場:東京ビルボード)です(笑)。」 

「え!!?……(?。?)?
あぁッ!(@ ̄□ ̄@;)!!(理解)……は、初めてです!🔰
「ズゴゴゴゴゴッ!!」
我、水一気飲み。

水があって良かった。危うく蒸発するところでしてん。

突如飛び出してきた雅子に胃がひっくり返りそうになる。ガッツリ🔰マーク出してもうた。

この様子を知ってか知らずか、(絶対知ってる見りゃわかる)雅子は、畳み掛けるようにィ

「今日は、何歌うんですかね?」

雅子、ふわぁっと優しいボールを投げてきてくれた!

良かったやん、すぱろう!ほらっ、、

「!!ヽ(゚д゚))ノ!!」
「……(そうです)ねッ!……。」
「……」
 「……(黙)。」

あー……。そうですを飲み込んじゃって「ねッ!」って言っちゃいましたね。伝わるには伝わるんですけど、イントネーションがラッツ&スターみたいになっちゃってますね。渚まで走る感じの。あと、そのあと展開させずゴックンしちゃいましたね。

流石の雅子も、あまりにも初めて過ぎる生き物に遭遇したのか、一周回ってこいつベテランなのでは?というようすで勘繰りだす。

すぱろう、しばらく固まったまま動きません。気づけばもう19時20分を過ぎています。ライブはそろそろ始まりますが、既にかなりエネルギーを消費してしまっています、大丈夫でしょうか?

「……ガタッ!ε=(ノ゚Д゚)ノ(🚹)」

トイレに行きました。
「だって彼、もう10杯くらい水飲んでましたもん。」(隣の隣の席から様子を伺っていた男性談)

~~~~
満身創痍のすぱろう。
果たして彼は無事、
ボニーのライブを見届けることが出きるのか?
なにより彼のBOKOは。
そして雅子は一体何者?
全ての謎が解き明かされ、謎が謎を呼ぶシルクロード❗ご期待ください。

(つづく)