惑星ペア・サイクル そしてCOVID-19 | 星が語る『Star』~Astrology Cafe~

惑星ペア・サイクル そしてCOVID-19

 ある惑星ペア・サイクルに含まれる二つの惑星によるコンジャンクションのポイントは、その星座における「チャージされた」ポイントとなる。コンジャンクションが起きた度数は、関与した二つの惑星原理を統合したエネルギーを含み、次の惑星ペア・サイクルが始まるまでその効力を保ち続ける。この時、新たなコンジャンクションが起きた度数はその惑星ペア・サイクルにとって、その星座内の「チャージされた」ポイントとなる。
 
 主要な惑星がトランジットでこの「チャージされた」ポイントにアスペクトを形成するたびに、当該する惑星ペア・サイクルの特質に関連した出来事と同期する可能性がある。
 
 その潜在的影響力の度合いに関しては、全ての惑星ペア・サイクルが等しいわけではない。あるものは、他のものよりも潜在的に強い力を持つ。このことは、惑星ペア・サイクルに関わる基本的な仮定につながる。それは、惑星ペアの周期が長ければ長いほど、その潜在的な影響力は人類の問題に深く影響し、その期間も長期にわたる可能性が高い、という考えである。
 
 惑星ペア・サイクルの中で最も重要なものは、天王星、海王星、冥王星間に形成される3種類のコンジャンクションだろう。これらは第1階層の惑星ペア・サイクルと考えられており、周期の長さはおよそ110年~492年になる。第1階層の惑星ペア・サイクルは以下のとおりである。
海王星/冥王星 492年
天王星/海王星 171年
天王星/冥王星 111年~143年
 
 次に重要なのは、天王星、海王星、冥王星のいずれかに土星を含むコンジャンクションだろう。これらは第2階層の惑星ペア・サイクルと見なされている。このサイクルは32年~45年の周期を持つ。第2階層の惑星ペア・サイクルは以下のとおりである。
土星/天王星 45年
土星/海王星 36年
土星/冥王星 32年~37年
 
 木星と土星、天王星、海王星、または冥王星のコンジャンクションは第3階層に数えられる。これら四つの影響力がチャージされる可能性の期間は13年~20年ごとにやって来る。第3階層の惑星ペア・サイクルは以下のとおりである。
木星/土星 20年
木星/天王星 14年
木星/海王星 13年
木星/冥王星 13年
 
 このように、火星以外の外惑星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星が関わる惑星ペア・サイクルには全部で10種類ある。そしてそのうちの三つが2020年に起きた。延べ2年という期間をも勘定に入れ上で振り返っても、三つまたはそれ以上の火星以外の外惑星のコンジャンクションが起きたのは1881年~1882年以降で初めてのことである。理論的には、惑星ペア・サイクルの階層が1~3のどれであろうと、コンジャンクションが起きればその星座のその度数は「スーパーチャージ」されることになる。それはその星座の当該区分(度数)に二つの惑星と星座に関連した特質(力学)を染み込ませる。その度数領域が新たに得た影響力は、両惑星が次の惑星ペア・サイクルを開始するまでの間、有効な状態に保たれる。したがって、第1階層のコンジャンクションによってスーパーチャージされた度数は強力というだけでなく、相当の期間その強さを持続することになる。天王星・冥王星コンビの場合、スーパーチャージされた度数にはおよそ111年~143年の間、こうした力学が働くだろう。天王星・海王星の場合はその期間が171年間にも及ぶ。そして海王星・冥王星なら影響力は492年間続くのである。
 
 1965年~1966年の天王星・冥王星コンジャンクションは、2019年11月17日の海王星の在泊度数、魚座15度57分に関連していた。ちなみに、この2019年11月17日は、香港紙サウスチャイナ・モーニングポストが報じた、中国湖北省で、一連の感染拡大の最初の事例だった可能性がある感染者が確認されていたとする日付である。さて、このコンジャンクションが起きたのは以下の3回である。
1965年10月10日 乙女座17度10分
1966年年4月3日 乙女座16度28分
1966年6月30日 乙女座16度8分
 
 最初のコンジャンクション形成から最後の形成の間に、それぞれの惑星が滞留および逆行~順行に転じる度数を基にして惑星の動きの範囲を考慮すると、オーブは少し広めに取ることが可能だ。したがって、1965年~1966年の天王星・冥王星コンジャンクションによるスーパーチャージ度数は乙女座15度29分~19度38分となる。2019年11月17日には、海王星がこのスーパーチャージ度数ゾーンにタイトに対向する位置に在泊していた(順行前の滞留状態)。この場合、乙女座が持つ意味は重要である。何故ならそれは健康を司る星座であり、海王星は疾病、とりわけ免疫系の弱りをともなう疾病の惑星だからである。
 
 ところで、メディカル・アストロロジーの分野では、海王星と土星の間のハードアスペクトは身体的な脆弱性を意味している。またコスモバイオロジーにおいて は、ネイタル・チャートにおける土星・海王星のミッドポイントが、生理学的な機能の面で最も弱い部分を 指すと考えられている。1965年~1966年の天王星・冥王星コンジャンクションの期間を見てみると、土星は1966年2月7日~3月4日まで魚座16度~18度に在泊して天王星・冥王星コンジャンクションの位置とは正確なオポジションを形成しており、2019年11月17日のトランジットの海王星とはコンジャンクションと言い得るほど十分に近かった。つまり、トランシットの海王星は、1966年2月に土星が在泊して、当時、乙女座で形成されていた天王星・冥王星コンジャンクションにオポジションだっ た位置にあって、順行前の滞留に入っていたのだ。だがこの話にはまだ続きがある。171年サイクルの天王星・海王星コンジャンクションは、1993年に山羊座18度~22度台において3回形成されている。では2019年後半~2020年前半の土星はどこにあったのか。実のところ、まさに、スーパーチャージされた山羊座18度~22度であった。実際、COVID-19パンデミックのヒステリー状態に先行して起きた土星・冥王星のコンジャンクションは2020年1月13日、 山羊座22度台で起きている。
 
 こうして、三つの第1階層惑星ペア・サイクルのうち二つによってスーパーチャージされた度数が、土星と海王星のトランジットによって結びつけられたことが確認できた。これは、第1階層によってスーパーチャージされた度数が活性化されることによって示唆される、人間活動サイクルの大規模なシフトとの相関性が作用し、発効していたことを意味する。さらに言えば、これらスーパーチャージ度数に表れた土星と海王星のトランジットは、世界規模の致命的パンデミックの歴史的事例によって強調されてきた、両惑星の相関関係にも合致するものである。