《中森明菜さんと私》"歌って思い出がありますものね"
明菜さんがコンサート映像や実際のライブで語っていた言葉、印象に残っているものいくつかあります。
そのひとつがこの言葉。
歌って思い出がありますものね。
あぁー、この歌の頃、こんなことしてたなぁ。
あの歌の頃、あんなことしてたなぁって。
言葉の使い方、言い回しは、ちょっと違ったかもしれませんが、こんなことをたしかあるコンサート映像で語っていました。
これまで思い出の歌。歌とともに思い出をたくさん語ってきた私ですが。。。
だからだと思います。あくでも思うですが。。。
私が"歌"に対して、いつも思い出を意識しているのは。
そして、聴く音楽を"曲"ではなく、"歌"と表現することの多い私ですが、もちろんそれは、"歌謡曲"好きな両親のもとで育ち、聴く音楽が生活に根差していたものであったこともそうですが、きっと明菜さんの家庭環境やその中で触れてきた音楽がやはり生活に根差したものであったこと、そんなものが垣間見られてきたので、明菜さんも同じような感覚なのではないかと、想像の域を出ませんが、勝手にそんなふうに思っています。
(※明菜さん自身は、コンサートのトークで"歌"ではなく、"曲"と表現していることもあります。)
私の中で歌詞のある音楽は、どんなジャンルのものであろうと"曲"ではなく、"歌"。
そんな感覚。
そんなふうに聴いています。
逆を返せば、私が音楽を聴くときの観点は、"歌"であるかどうかを感じるか、だと思います。
そして、そのルーツは、この2点かなと、思います。
繰り返しますが、あくまでもそう思うだけです(^^ゞ
"歌"、そして、その"歌"とともに、忘れがたい、記憶の奥底に眠るものまでも、積み重なる"思い出"。
今夜はこの"歌"を。
自身が主演をしたドラマ主題歌だったにもかかわらず、テレビで歌うことがなく、ライブでも、アンコールで時々、ゲリラ的に歌唱されたのみ。撮影はされているはずですが、その歌唱が映像化されることはありませんでした。
床に這いつくばって、のたうちまわるかのようにした、その歌唱は、ファンの皆さんのあいだでは、伝説のようになっています。
1998年1月スタートのドラマ「冷たい月」の主題歌でした。
~唄うの 祈りたい 届けたい人 いるかぎり、、
ありがとう。
『帰省 ~Never Forget~』です。