「=」がないほうが便利なんです。
これ以降は理系の方限定です。
逆ポーランド法(RPN)という、
イコールを使わない特殊な入力法の電卓の話です。
慣れるとコレは目から鱗です。
ちなみに「アポロ13号」の映画の中で、
NASAの技術者がこれ↓使ってます。
今だにHP(ヒューレット・パッカード)から
これらRPN電卓が売られているのですから、
それなりの理由があるわけです。
一番威力を発揮するのが( )カッコを使わなくてはいけない式の場合です。
通常だとメモリーキー(M+やMR)を使うのですが、
カッコキーのある関数電卓であっても、
ちゃんと計算してくれてるか不安で、
意外と使いにくくないですか?
ではRPNだと、どうか。
たとえば食塩水の濃度の問題です。
「 100gの水に 20gの塩。」
当然答えは、20%ではなく、
20÷(100+20)
となります。
普通の電卓だとやりたくない計算ですよね。
RPNではこれを
「20 Enter 100 Enter 20 + ÷」
と入力します。
あ、こりゃダメだ、とあきらめずに、もうちょっとだけお付き合い下さい。
RPNでは=がない分、Enterキーがありますが、
これのおかげで、計算する手順通りに、考えた通りに入力すればいいのです。
先ほどの問題は、計算手順を読み上げると
「20 を、100 に20 足したもので、割る」
ですが、
これが「20 Enter 100 Enter 20 + ÷」に相当します。
実は通常の電卓より押すキーの数は必ず少なくなり
これもメリットです。
「~を」「~に」に当たるのがEnterキーで、
コンピュータ的には数値を記憶ボタンです。
一方、「+-×÷」キーは、
それが押された途端に計算する命令ボタンです。
なので入力途中も表示結果が感覚がつかみやすいのです。
普通の電卓では、イコールが押されて初めてまとめて結果が出るので、
途中の表示は何を表しているのかケースごとに違うので、見ても参考にならず、
結果的に、画面はほとんど見ずにひたすら間違えないようにキーを打ち続ける
という方が多いのはそのせいです。
今のHPの機種では、RPNと通常計算を切り替えて
どちらも使えるものも出てますので、
思い切って試されて見てはいかがでしょう。



