京都旅行記(その1) | 2階からスプーン。  =料理編=

2階からスプーン。  =料理編=

出来上がったきれいな料理だけを見ても自分じゃ作れません。
そこに至る鍋やフライパンの中がどうなってるのかが知りたいんです。

 料理は実践!  料理はライブ!

手際が悪くたって、見栄えが悪くたって・・・キ・ニ・シ・ナ・イッ!!

&熊谷近辺の食べ歩き

学会出席のため京都まで1泊旅行してきました。
次女が一緒に行きたいとのことで2人で行ってきました。

春の学会シーズンを利用して以前から子供や奥さんを連れていろんなところに旅行しております。
先月は長男を連れて博多に行ってきました。
このブログ開始後は今回が初旅行ですね。

元々、好んで旅行に行く方ではありません。
家族が行きたいと言う時や、海で泳ぎたくなった時、仕事関係くらいです。
というか出不精なのと人混みが苦手なので、個人的には旅行はそれほど好きではありません。

なのですが年に3-4回は旅行に行くことが多いです。
春の学会シーズンに1泊旅行を1-2回、夏休みには海か湖に2-3泊旅行、GWか冬休みに自分(秋田)か奥さん(北海道)の実家にお邪魔することが多いです。
もっとも昨年は大震災の影響で全て中止となりましたが。


春の京都は大人気ですよね。
旅館を取るのもかなり大変でした。

正直に言って、なんで京都がこんなに人気があるのかよく分かりません。
国内旅行の人気ランキングを見ると、だいたい北海道や沖縄と並んでトップ付近にランキングされてます。
皆さんはお寺や神社がそんなに好きなんでしょうか?
だいたいは中学や高校の修学旅行で見ちゃってるんじゃないでしょうか??

京都は食べ物がおいしいとも聞きます。
ただ名産ってなんでしたっけ?
京野菜、豆腐、湯葉・・すみません自分よく分かってません。
食べ物がおいしいと言えばやっぱり北海道が一番かな。
あとは九州や東北、北陸。

とりあえず自分が旅行するなら北海道か沖縄に行きたいです。
北海道はとにかく食べ物がハンパなくおいしいから、沖縄はやっぱりきれいな海ですね。


なーんて勝手なこと考えながらもH24.4/14朝、京都に向けて出発しました。
残念ながらその日は雨模様でした。


新幹線で熊谷から東京に向かいます。
MAXときの2階に乗りました。

旅のお供はこんな感じです。


東京でのぞみに乗り換えました。

東京出てすぐまでは小雨が続いていましたが、京都に着くころにはラッキーにも雨が上がってくれました。

10:30a.m.頃、京都駅に着きました。

京都駅はあいかわらずの人混みです。
東京や大阪もそうですが、こんだけ人間が多くてみんな平気なんでしょうか?
自分は人が多すぎるとだんだん気持ち悪くなってきます。

サッサとタクシーに乗って今日の目的地に向かいます。

今日の予定はこんな感じで立てました。

①建仁寺

②てんぷら 八坂 圓堂

③八坂の塔

④清水寺

⑤旅館 こうろ

かなりゆるゆるな予定です。

おいしいてんぷらが食べたかったのでネットで検索したところ、「てんぷら 八坂 圓堂」という店がなんとなく気にいりました。
次女は清水寺に行く沿道で買い物がしたいとの希望でした。
その二つを中心に据えて、付近の有名なお寺、建仁寺もとりあえず見ておこうという計画です。

まずは京都駅から建仁寺に移動しました。


ここには有名な絵が二つあるようです。
「風神雷神図」、法堂天井画「双龍図」
あと回遊式石庭でも有名だそうです。

まずは境内に入ると桜がきれいでした。


古池も情緒ありました。

名前の分からない小鳥が遊んでいました。


ゆっくり歩いていくとだんだん周りに人が増えてきました。
本堂の入口に行くとさっそく大人数です。
めげずに頑張って本堂の中に入ってみました。

入ってすぐのところの廊下にあった「風神雷神図」のミニチュア。

自分は最初これが本物と勘違いしてしまい、「えっ!こんなに小さいの?」と思ってしまいました。

しかし進んでいくと本物は部屋の中にありました。


遠くて、薄暗くてよくわかりません。
なので入口にわかりやすいミニチュアを置いてたのかーっと納得しました。

部屋は絵の描かれたふすまに囲まれ、どよーんとした空間でした。



そこから石庭を見ながら移動しました。


奥の方に豊臣秀吉ゆかりの茶室「東陽坊」がありました。
小さくて薄暗くてうまく写真は撮れませんでした。

その近くの苔のむした石塔は情緒たっぷりで惹かれるものがありました。



その後は人の間をぬって法堂に行きました。
法堂の天井に双龍図がありましたが、薄暗くてよくわかりませんでした。


静かに落ち着いて見られればまた違った印象なのかもしれませんね。

とりあえず一通り見たので建仁寺を後にしました。

八坂通りを清水寺の方に向かって歩きました。
その道沿いに「てんぷら 八坂 圓堂」さんがありました。
しかし、満員であえなく撃沈・・

やっぱり予約入れなきゃダメなんですよね。
でも自分は基本的に予約ってのが嫌いなんです。
時間を決められると気になってしょうがないし、お腹すいた時にタイミングが合わなかったり・・・
まぁ、予約しないと食べさせてもらえないとなるとしなきゃですね。
ってことで「てんぷら 八坂 圓堂」さんはあきらめて八坂の塔に向かいました。

八坂の塔が見えてきました。

どういう塔なのかは全然分かりません。
清水寺に向かう途中にあったので寄ってみました。

塔の周りの塀にユニークなお面がかけられてました(売り物なのかな?)。



そしてこの塔の目の前にあった料理屋「京八坂」さんで昼食をとりました。



座ってる目の前の窓から八坂の塔がアップで見えてロケーションは最高でした。


注文したのはうどんとてんぷらです。


うどんもてんぷらもまあまあでした。
特別なところはなく普通のうどんと普通のてんぷらでした。

ここで次女と相談しました。
翌日の昼には「京都のてんぷら」を満喫したいとの意見で一致しました。

んで「てんぷら 八坂 圓堂」さんに電話してみると翌日も満席とのことでした。クヤシー
いつかまた京都にきた時のリベンジを誓って、別のてんぷら屋さんを探しました。

次女がimodeで探して良さそうなところあると言うのでそこに電話してみました。
名前は「点邑」さんです。
翌日の11:30a.m.なら空いているということだったので5千円のコースを予約しました。
楽しみはお預け、翌日に期待ということになりました。

1:00p.m.頃お店を出て清水寺に向かいました。
のんびり進んで行くと周りにだんだん人が増えてきました。
清水通りに入るともう人だらけでした。


まぁ、京都でも人気の高い清水寺なので覚悟はしてましたが、イザ人の波に押されるとけっこう参りました。
んでもいろんなお店を見ていると、30年前?の修学旅行とか思い出して懐かしかったです。
次女は2-3年前に修学旅行で来たばかりなのでかなり詳しかったです。
おいしい八つ橋屋さんがあるというので案内してもらいました。

こののれん30年前にも見たような・・・勘違いかもしれません。
妙なデジャブを感じさせてくれます。

とにかくお土産として生八つ橋をたっぷり購入。
大きめのボストンバッグで来て正解でした。

雨が上がって気温も上がり、かなり暑く感じました。
黒ごまソフトクリームを食べて一休み。


このあと道なりに清水寺に向かいました。

赤い門が見えてきました。

清水寺も人、人、人でした。

桜がきれいなところに行くと多くの人がデジカメ構えてるので真似するといい構図で写真が撮れました。





いわゆる清水の舞台が見えてきました。




舞台の上にいくとお香が焚いてあり多くの人が煙を浴びてました。

とりあえず真似しておきました。

舞台の上からの眺め。


天気も良くなり、桜も咲いていてなかなかの眺望でした。

舞台から降りてくると「音羽の瀧」がありましたが長い行列が出来ていたのでパスしました。


お団子でも食べようと甘味処を見てみましたがどこも満員でうんざりしました。
来た時と同じ清水通りを歩き、奥さんと他の子供たちにお土産を買いました。


奥さんには扇子です。

この写真の中の一つを買いました(さてどれでしょうか)。

長女にはちりめんの小物入れ、長男にはワンピースのチョッパーの京都バージョン?でした。
あとはおせんべいを食べながら坂を下りました。

見るもの見たし、買うものも買ったし、さっさと旅館に行くことにしました。
混んでる中なんとかタクシーを拾い、今日泊まるところに向かいました。

旅館「こうろ」さんです。



ややモダンな印象の新しい旅館です。

2:30p.m.頃に着いたら、チェックイン時間は3:00p.m.以降でした。
荷物を旅館に預けて、30分ほどどこかで時間をつぶそうとぶらりと歩いて出ました。
まずはタクシーの運転手さんがお勧めしていた、「イノダコーヒー」に行ってみました。

なんか面白いコーヒーを出してくれるので若者に大人気だそうです。

ところが行ってみると満席・・
今日はこればっかです。

次に少し歩いてみると、老舗っぽい甘味処が旅館のそばにありました。

甘味処「栖園」さんというお店でした。
すごく雰囲気のあるお店なので入ってみたら、中は人だらけで行列ができていました。
んー、おいしそうな雰囲気だったので残念。

そうこうするうちに3:00p.m.になったので旅館に戻りました。
どこ行っても満席、行列なのでこれはもう無理だと外出は断念、その後はずっと旅館にいました。
旅館の部屋は広くてゆったり新しくて清潔感もありとてもよかったです。


部屋に入ると次女と二人で読書と昼寝。
午後いっぱいダラーと過ごしました。
このゆるゆる感は旅行ならではですね。
家にいると何かをしてしまいますし。

夜になったら食事です。
頼んでおいたのは「とり鍋」です。


甘しょっぱいだし汁に鶏肉、たっぷりの野菜と豆腐、麩、葛きり等を煮込んでうどんも入ってました。
とてもおいしかったんですが量がハンパない!
たぶん4人分くらいの量です。
二人で必死に食べましたがけっこう残してしまいました。
残念です。

満腹になったところでそのまま部屋でビール飲んでダラダラ。
お腹が落ち着いた頃を見計らって温泉に入りました。


これがなかなかいい温泉、檜風呂でした。
温度も熱くて(ぬるい温泉は苦手)、ちょうどよかったです。
疲れも出てたので風呂上がって10:00p.m.には寝てしまいました。


ここまで書いてみて、なんてやる気のない旅行だろうと我ながらあきれました。
観光地に行って日中の2:30p.m.には宿に引き上げてダラダラとかいいんでしょうか。
しかも普段よりかなり早い10:00p.m.には寝ちゃったり。

もちろん、いーんです。
行きたいところに行くし、疲れたり、飽きたら宿でゴロゴロ。
これが自分流のなんです。

てゆうか、タイムスケジュールまで組んでお寺、神社、名勝、名跡をたくさん見て回る人たちって。
人をかき分け進み、休む間もなく次々と見て回り、ひたすら写真を撮り続け・・・
すごいエネルギーなんだけどほんとにそれで楽しいのかな。

まぁ人間、何に満足を感じるかは人それぞれですからね。
自分はお寺でも神社でもその他でも、見るのはせいぜい1個か2個でおなかいっぱい。
釣りならエリアの掛けもちも全く苦にならないし、何匹釣ってももっと釣りたくなるんですがね、不思議なものです。

なにわともあれ、京都の1日目はぐーたらに過ぎたのでした。