また渋いところをとか言われそう。
アークセラフィムといえば、不死鳥編において生まれた、光と自然のハイブリッド種族。
その特徴としては、自然のクリーチャーの得意なマナ操作を使って戦うデッキ……というイメージが強い。
……光と自然といえば、
どーん
どーん
どかーん
と、とにかくでかいことをよしとするクリーチャーが多いイメージですが、この子たちはそうでもない。
4コスト〜7コスト帯に優秀なものが多く、T・ブレイカー持ちはいないし、パワーもそこまで高くない。中型のクリーチャーたちでちょこまかと動くような種族ですね。
不死鳥編といえば、今から何年まえだよって話のシリーズ。たぶん、ボルメテウスサファイアあたりが環境で大暴れしてたくらい。
そういった環境のこともあり、また不死鳥編自体が新しい種族のデッキを推奨するパックだったために、売上そのものはよろしくなかったと聞きます。世知辛い。
余談ですが、今回のジョーカーズ参上は、不死鳥編と同じく新しい種族のデッキを推奨しているパック。それでも今回のパックが成功しているイメージなのは、原点回帰と称したシンプルなカード達、3月という早い段階での発売、そして遊戯王ショック環境トップにも負けない(格段に強いというわけではないのがまた素晴らしい調整だと思う)新たなデッキタイプの登場といった利点があったからかと推測できますね。
不死鳥編は色々とデフレ期だったので……。
そんな不死鳥編のカードですが、昔のカードだと侮るなかれ。
こんな面白い子もいるのだ。
聖帝ソルダリオス
霊騎サンダール
霊騎のイザナイ パイル
ソルダリオスは、マナからのコスト踏み倒し。
種族の指定こそあるが、コストの指定はない為、どんな大型でも呼び出すことができる。
アークセラフィムを呼び出す場合、呼び出したいのは、大量にコストを踏み倒せるラージェ・ミケランジェや、手札補充につながるセフィア・パルテノン等。
他にも状況によってクリーチャーを呼び出せるのが強み。
サンダールはアークセラフィム専用のミストリエスと言ったところ。クリーチャーが出るたびにマナブーストできるズンドコ晴れ舞台と組み合わせれば、ミストリエス以上の働きが期待できる。
スピリットサティークとの組み合わせで墓地回収もできると、とにかく応用性の高い能力。
イザナイパイルは、エピソード3で登場したクリーチャーで、不死鳥編のカードではないのですが、しかしデッキからのリクルートは便利。
このように、クリーチャーの扱いとマナの扱いが得意で、扱うのは少々難しいものの、使いこなせば心強いサポートが多い。
今後、新たなアークセラフィムが出るかどうかはかなり微妙なラインではあるものの、この先に期待したいと思います。
……なんとか、しっかりと構築してフリー対戦くらいでは勝てるようになりたいなぁと思います。ポフルでした。