ローマ三部作+1 | PlatinumClubⅡ

PlatinumClubⅡ

森圭吾の音楽人生「Platinum Club」の復活版

THEfluteの原稿を終えた

やっと課題に取り組む時間ができた! 


…と思ったら、結構過酷だったというお話し(笑)



ローマ三部作+鳥


マジか、後期の曲


譜読み始めて4日、ほとんどゆとりなく寝る時間も惜しんでスコアを読み、それを体に叩き込んでいく毎日でした


全くフルートを吹く余裕がなかった😱


今日が、僕の最初の後期オケ授業


脳ミソをフル回転させてなんとか乗り切るべし


僕の一瞬の迷いや躊躇でオケが乱れる


責任重大


 

 


オケマンの頃は、指揮者を舐めてた

あんなの音も出さずに、文句だけ言ってりゃりゃ金になる

なんとお気楽なものだとね


今は…


確かにオケマンも大変だけど、指揮者もそんなに楽じゃないよって


おまけにオケ全員から嫌われるという因果な職業


そんなプレッシャーに押し潰されて、指揮台を降りる指揮者を多くみてきた



それでも、あの台に立てる指揮者は、絶対的な自信と全員を納得させる圧倒的音楽と説得力でオケを制圧するか


全てを受け流せる鈍さを持った、自分が大好きな超ナルシストの2種類しかいない



それ以外の種類の、一般的良い人と言われる人種は、少々の才能があるくらいでは、とても生き残れない



そういう意味で指揮者は政治家に似ているとは、巷で良く言われていること


 

 



長年、学生オケを振る僕は、そんな過酷な環境にさらされることは少ないけれど、授業のオケには名だたる一流のオケマンが各セクションに配置されている



僕も元オケマンなので、仲間意識というか、気持ちが分かり合えることが多い


そういう意味では楽チンとも言えるけれど、結構なプレッシャーはあります



まあ、そこがやりがいではあるのだけれど…👍️



レスピーギのローマ三部作って次から次へと変化がおこり



正確にテンポを刻んで、その変化に対応するデリケートさがキモ


今回、参考にいろいろと聴いてはみたけど、同じテンポが維持出来てなかったり


テンポ変化に対応出来てなかったりと、あまり良い演奏に出会うことが難しいことが、かえって良いこともある


…と様々なことを思い、今日を迎えるわけでございます


音大の学生オケと言えども、授業は教育の場


学生達がより楽しく、勇気義な時間となり、オーケストラの素晴らしさを心に刻める時間となるよう、ベストを尽くしたいと思います