前回の記事
の続きです。
現在
巫女体質の方の心身の不調
が起きている、と述べました。
今、巫女の経験を持つ方へ向け一斉に「ある啓示」が降ろされています。
巫女体質とは、巫女として、霊的な感覚や能力を用いて人々の幸せのために尽力をした過去生や、そうした霊統を持っておられる方を指します。
巫女の重要な役目の一つが、未来に起きるであろう異変を察知し、それをいち早く人々に知らせることでした。
そうした背景があるため、過去生においてそうした経験があったり、先祖に巫女の霊統がある方は、現在のような国の大きな岐路において、ある種の神懸かりやトランスのような状態になりやすくなるのです。
しかし、神懸かって啓示を降ろしたり、何らかの情報を受信した場合、その情報の重要度が高ければ高いほど、巫女体質の方にとって、ストレスや不安感が大きくなりやすい、という傾向があります。
これは、情報を下ろす側の存在（チャネルソース）が、重要度の高い啓示であるということをアピールするために、巫女に対し強く深く働きかけるためなのですが、私たち人間にとっては、わからないという事を突きつけられるのは、強いストレスがかかります。
わからないというストレスは、恐怖に変換されてしまうことが多くあります。
そこに、地脈の奥深くから浮上してきた邪気が共鳴してしまうと、より深い影響を受けてしまうこともあるのです。
今一斉に届けられている啓示とは
大地・地球と繋がり、母性の声に耳を傾けることの重要性に関するメッセージ
です。
かつて、巫女たちが本来の力を失ってしまうきっかけとなった出来事がありました。
もともとこの日本において、明治時代以前には、各地方に「巫女」と呼ばれる女性が数多く存在していました。
巫女と言っても、現在の巫女のイメージとは異なり、その実態は在野の霊能者そのものだったのです。
科学技術が未発達だった時代には、霊感で作物の収量が予見出来たり、自然災害を事前に察知したりすることの出来る人物は、今以上に大変貴重な存在でした。
そうした巫女たちは、生き神様などと呼ばれることもあったほど、大切にされ、各地方の有力者として君臨していたのです。
現在では、巫女と審神者は分けて語られることが多く、神懸かる人とそれを正しく精査する人が二人でワンセットであるかのように認識されている場合が多いのですが、本来は、上記の巫女（地方の有力かつシャープな霊能者）単体で神懸かりと審神者の両方が可能だったのです。
これが本来の巫女のあり方であり、審神者の技術を持たない巫女が生み出されるようになったのは、実は、明治時代に入ってからなのです。
より正確に言えば、明治時代に、巫女から審神者の技術を切り離す政策が行われた、という背景があります。
元々の巫女は審神者と分け隔てられてはおらず、本来の意味における神官そのものでした。
なぜ本来の巫女は、神懸かりと審神者を兼ねることが出来たのかと言うと、そのコミュニティごとに、先輩の巫女がしっかりと審神者の技術を教える、という伝統があったからです。
そうして、自分に降りてくる神霊や未来の啓示などの情報を正しく解釈ができるようになって初めて、一人前として認められたのです。
これは現在に比べ、巫女のもたらす情報が、多くの村人の命や安全に直接的に関わっていたということもありますが、それだけではなく、巫女本人のためでもあったのです。
一体どういうことかというと、先に述べたように、神懸かって啓示を降ろしたり、何らかの情報を受信した場合、その情報の重要度が高ければ高いほど、巫女本人にとって、ストレスや不安感が大きくなりやすい、という傾向があるためです。
そのため、正確な審神者ができない未熟な巫女は、恐怖や怒りの感情を自分や周囲に向けてしまったり、本人の体調や精神状態にも悪影響を及ぼしてしまうことが多々あったのです。
そのため、明治時代以前の巫女たちは、審神者の手法も先輩の巫女からしっかりと継承し、逆に言えば、それができないものは、正式な巫女にはなれませんでした。
それが明治時代に入り近代化の波が押し寄せたことにより、地方の巫女たちの影響力を弱らせるための政策が実施されることとなりました。
近代化の大義名分のもとに、日本全体を統治下に置こうとした中央政府からすると、中央の命令に従わず、独自の自治を行う地方の巫女たちの存在は、非常に邪魔だったのです。
そこである時、中央政府は、全国の若い巫女の後継者候補たちに対し、地位、身分、報酬を保証し、公務員としてあなたたちを雇用します、というおふれを出したのです。
勿論最初から反発し、従わなかった地域もありましたが、それはごく一部でした。
やはり、地方の出身者からすると、地位や身分や報酬を国が補償してくれるという話は、メリットが大きかったのです。
そうして、〇〇神宮に全国の巫女たちが集められてくることとなりました。
しかし、その実態は悲惨なものであり、結論は単純ですが、政府は、そうして集められた巫女たちから審神者の技術を奪い、後継者には新たに審神者の技術を伝えることをやめさせたのです。
その結果、巫女たちはもはや自分で神懸かった情報を審神者することが出来なくなり、審神者の技術を持つもの無しには、人々を導くことが出来ない状態にさせられてしまったのです。
当然中にはそうした政策に不満を持ち、脱走を試みる巫女や、実際に脱走に成功する巫女もいました。
彼女たちは、市子（いちこ）と呼ばれ、公務員となった巫女とは明確に区別されたのです。
今はほとんど知られていませんが、本来は巫女と審神者は決して別れてなどいなかったのです。
本来、人々を安心させ、保護するのが政府の役割であるはずですが、当時の政府はそのための技術を巫女から奪い、意図的に激しく混乱させたのです。
まさに、父性のエネルギーの暴走です。
今、巫女体質の方々へ向けて降ろされているメッセージの本質がここにあります。
前倒しで宇宙のエネルギーへと切り替わったことで、父性のエネルギーが急激に強まっています。
そのことに加え
で詳しく述べたように、来年2025年もエネルギーのせめぎ合いの年となるため、陰（ネガティブ）の側面の現象化が起きやすくなります。
つまり、かつてのような父性の暴走が起きてしまいやすい状況があるのです。
前回の記事でも述べたように、宇宙のエネルギーの陽（ポジティブ）の側面は、宇宙の友人たちとの距離が縮まり、カルマを超えポジティブな未来の可能性を強める力が増す、ということです。
今、そうした宇宙のエネルギーの陽の側面と繋がり、陰の側面の引力に負けない力を身に着けることが求められているのです。
そうした状況があるため、巫女体質の方々を通して
「父性の暴走が起きれば、かつて巫女が虐げられた時のような悲しい出来事が再燃してしまう可能性がある。」
と警鐘が鳴らされているのです。
その啓示・メッセージの送り主は、巫女霊系の頂点におられる、地球の意志が神格化した女神である菊理媛命（キクリヒメノミコト）です。
菊理媛命は、2025年が父性のエネルギーの年であることから、その暴走を抑えることが出来る力を持った母性が必要であり、それは、かつて神官そのものであった「本来の意味における巫女」に他ならない、と伝えてくださっています。
本来の意味における巫女であるため、かつての巫女の悲しみや慟哭を湧き上がってくる衝動のままに叫んでいれば良い、というわけではありません。
それでは、暴走する父性を抑えるのではなく、一緒に暴走する母性になってしまいます。
本来の巫女は審神者を兼ねていた、と述べましたね。
そうなのです。
今求められているのは
「巫女の啓示を審神者すること」であり「それを巫女自らも行えるようになること」
なのです。
巫女は母性的であり、審神者は父性的エネルギーを帯びています。
それを統合することで、真の意味における巫女となり、大地の奥深くに眠る、かつての巫女たちの癒されていない想いをも溶かしていくことが出来ます。
それは、父性の暴走を抑えることの出来る、強く美しい母性を確立することに直結しているのです。
これが今地球母神から届けられているメッセージです。
では、どうすれば、巫女体質の方々の伝える言葉を審神者し、自らの内から湧き上がってくる思いをも霊査していくことが出来るようになるのでしょうか。
そのために必要なのは
へ続きます。
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