写真ではわかりづらいかもしれませんが、結びダンゴの直下で千切れそうな状態になってしまっています。
ということで、リリアンを交換します。

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まずは、これを用意します。

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会社帰りに ドン・キホーテで買ってきました。
これを穂先のリリアンの部分へ塗布します。

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3分ぐらい放置して、カッターの背で少しこすります。
そうすると、あら不思議。簡単にとれるじゃあーりませんか。
さらにこすって、地肌が見えてきたらペンチで引っ張ってみます。すると、

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いきなりここまできれいにはなりませんが、ペンチで引き抜くとほとんどはがれました。
写真でいう一番左側の部分=穂先から一番遠いところの部分が残りましたが、そこにリムーバーを塗布して、ペンチでつまんだりカッターの背でこすると、こんなきれいに落とせました。
リムーバー最強です。

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これが全て終えた状態。
今日はまだ交換用のリリアンを用意していないので、ここまでです。(手持ちはあったんですが、極細で穂先が入りませんでした)
続きはまた。

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買ってきました、高級リリアン。
早速、接着します。が、まずは一回、穂先に刺してみましょう。ちゃんと刺さることを確認してから、接着です。

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瞬間接着剤ではなくスーパーXを使った理由ですが、スーパーXは「耐水性」があるためです。穂先は絶えず水中ですよね。

しかしスーパーXではあまり浸透性がありませんので、刺したリリアンの上から接着剤を塗布して浸透させることができません。
なので、先に穂先に接着剤を塗布します。それからリリアンを刺します。瞬間接着ではないので、焦らなくていいです。ゆっくり落ち着いて刺しましょう。

しっかり奥まで刺したら、しばらくもみもみしてよく接着させます。
完全固着まで1~2日だそうなので、放置しましょう。翌日の釣行には使えませんから気をつけましょう。
この上にさらにマニキュアを塗る方もいるそうですが、とりあえずこれで試してみます。
実際に使用して大丈夫なのかは、また今度。この竿で実釣できるのは早くても来週の週末になります。

意外に簡単に交換できるものですね。
 
2016/07/02追記

早速本日の釣行で修理した竿を使いました。4枚ほど釣り、さらに根掛かりを外したりと、そこそこ負荷がかかることをやりましたが、全く問題なしでした。
もし短期間で問題が発生した際にはこのエントリをアップデートします。問題がなければこれにて終了、ですね。
 

2016/10/09追記

挿入したリリアンの左端=上の写真での左端、つまり竿に差し込んだ方の先端、ですが、後から接着剤を上塗りしたほうがよいです。
使っていたら少しほつれてきました。抜けてしまうわけではないのですが、見た目がよろしくないので。
 

2018/8/26追記

11尺の竿を回転トップ化しました。

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ノギスで穂先の径を測ったところ、0.99mmでした。なので1.0mmのものを購入しました。

さて、既存のリリアンを取り除く手法は同じです。リムーバーを使いました。しかし今回は少し手強かったです。

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リリアンを除去してしまえば、後は簡単です。

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まず、接着剤をつけずに回転トップを差し込みます。奥まで差し込んだところで、竿側、回転トップ側、それぞれ約2mmほど間隔をあけてマスキングテープを巻きます。回転トップ側は、回転部に接着剤がついてしまうことを防止するために回転部もマスキングしていますが、これは使用する接着剤の粘度に合わせて検討しましょう。理由は後述します。
さて2mmの間隔をわざと空けているのは、ここまで接着剤を意図的にはみ出させるためです。はみ出した接着剤をそのままシーリング材として兼用してしまおうという考えです。

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回転トップを外し、接着剤を穂先先端につまようじで塗ります。接着剤は同じくスーパーXです。マスキングテープに少々はみ出すぐらいしっかり塗っておきます。
粘度の高いスーパーXなら問題とはならないのですが、粘度の低い一般的な瞬間接着剤ですと、マスキングテープの接着面から接着剤が浸透しまうかもしれません。
もしそうなると回転部まで接着剤が浸透してしまって回転しなくなってしまうかもしれませんので、回転部までマスクすると逆にマズイかもしれません。
使用する接着剤の粘度を考慮してマスキングする範囲を考えましょう。

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回転トップを差し込んで、あとは完全硬化まで放置です。丸一日、しっかり硬化させましょう。
硬化した後、マスキングテープをはがして完了です。

3日後に実際に使用してみましたが、すっぽ抜けることもなく半日使用できました。オマケに穂先に道糸がからむトラブルとも無縁となり、快適です。