ゲームでドラマ

「ローマ：トータルウォー」での遊び方が家族ゲームと幸せシナリオ作りということでまったくずれた楽しみ方になっている今日この頃。

　超低スペックだからか奇怪な現象にも恵まれ(！？)テレビもないリアル生活にちょっとしたドラマを見せてくれる。

　たとえば昨日のブログに書いた兄弟ネタ。あれ現実にありそうだよね。兄弟の確執ってやつ。町攻略のときの次男アムリウスの部隊のフリーズ。中の人(？)が私だから”にーちゃん逃げてー！”なんてやってるけどゲームの舞台は紀元前のローマでっせ。自分とウマの合わない兄を意図的に見殺しにするなんて十分ありえる。死んでも戦争だからこういうこともあるということで完全犯罪じゃん？黒いねー

　その前ににーちゃんの部隊が２回もＰＣ操作上ありえない動きをした時も結果に影響はほとんどなかったけど、アムリウス(次男）視点の私はにーちゃんことアウルス(長男）の顔グラみるとしばらく　フクザツだったね。

　キャラクターとしての能力値がまた絶妙で、人物の特徴として、指揮、内政、威光というのがあるんだけど、アウルスは１，２，５でアムリウスは５，２，３だから勢力の後継者である長男的にこれはおもしろくないよななんてリアルでは長女である私は考えたりする。でもまあこういう弟たちを賢く使うのが長男の器のみせどころだよ、にーちゃんというわけで怪奇現象がおきたデータはあっさり捨てて２つ前のセーブデータからはじめたり、元老院の報酬の内容や、一族が結婚する年齢や相手の条件にまでこだわるから”これどういう運ゲー？”という状態で遅々として進まない。

　来週からはリアル生活がどっかの昼のドラマになるぞ。私はもともとテレビがあってもニュースくらいしか見ないから、感情どろどろはごめんだよ。外国人妻で今までの経緯上とてもよくしてもらってるし、誰も損したり傷ついたりしてほしくないと真剣に思ってる。似合わない裏工作？なんかも引き受けたり自分の意見や考えは表明してきた。多分最悪の事態になってもうらみはしないだろう。兄弟姉妹間であらそうのは本当に不毛だ。たくさんいればウマが合わないタイプもいるだろう。

　兄弟は他人の始まりだからな。私だって妹と性格的にあってなんかいない。でも国際結婚して日本にいないし、私たちの代は親戚づきあいがないから両親が死んだらお互いあんたしかおらんねと　くもの糸のようなつきあいをしている。

　財産の整理をしておくことももちろん一番重要なことだが、親の養育態度がこういうときに出てくるのを感じる。私は息子一人でよかったよ。たくさんの子どもを育て上げるのはほんとうにたいへんなことだ。厳しい時代で父が早くなくなったこともあり、こういうときに、過去の恨みのようなものまで噴き出してくるんだよ。

　私は家族、一族なかよくしてほしい。自慢ではないが私の父の家系はなかなか模範的だ。今でも平均すれば年に一回は１０００キロのかなたの在所に帰って兄弟３人でイノシシよけのさくをつくったりしているし…。　私たちは話に聞くだけだけど、家族はこの世に生きる核、人間関係の基本、私はそんな父の娘で幸せだよ。韓国の一族も最小限の傷で少しでも円に近く収まることはできないだろうか。