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私の人生ストーリー(連載中!)
1~10 原風景
こんにちは!
田中友紀(たなかゆき)です
先日、お客さまから相続についてご相談がありました。
両親の資産を姉妹間でどのように分けるのがよいか?悩んでます、とのこと。
そもそもご両親の資産をどうするかはご両親が決めることですが…どうも、お客さま以外のご家族は「なるようになるさ~」というタイプのようで。
いやいや、なるようになりませんよね?!と一人で抱えておられました。
お話をお聞きしてて、「このままだと相続でもめる」というご不安、ご両親への「平等に分けて欲しい」というお気持ちや、「悲しい思いをしたくない」という心の奥の想いが伝わってきました。
めっちゃわかるわ…
心の中で私は呟きましたよね。
私も身近な人がもめているのを見ています。
原因は、兄弟姉妹間の不平等な相続。
親がしっかり遺言書を残せばいいのに。
子どもへの想いはそれぞれ違うだろうけど、財産は平等に残せばいいのに。
ずーーっとそう思ってきました。
もちろん、それも大事です。
でも、それ以前に大事なのが、
心の中のわだかまりをなくしておく
ってことなんですよね。
お客さまの例で言えば、お客さまの、ご両親やご姉妹へのわだかまりを、相続が発生する前に解消しておく、ということです。
相続でもめるのは、相続という事象を通してわだかまりが顕在化しただけ。
相続をきっかけに、「扱いが全然平等じゃなかった!」「私はずっと不満だったんだ!」という長年抱えてきた想いが噴出しているだけなんですよね。
そして、お金というわかりやすい欲を通して、その想いをはらそうとします。
なので、最も大切なのは、まずはご自身でその想いを認め、癒すことだと思います。
でないと、攻撃の矛先が他者へ向かいますから。
お金の具体的な行動としては、家族で膝を突き合わせて、現在のご両親の資産状況と、それをどのように子どもに残そうと思っているか(あるいは、残さないか)という意向を確認しておくのが現時点で必要なこと。
そのときに、自分のわだかまりを素直に伝えられたらよりいいですが…それはあくまでも自分を癒したあとに(でないと、ただの言い争いになる可能性大)。
心とお金は密接に繋がっています。
なので、お金について取り組むときは、心をおきざりにしちゃアカンのです