ときどき、映画のお話を。
先日、映画を見に行きました。
三谷幸喜監督の
『記憶にございません!』です。
*ちょっとだけネタバレ、
ご注意ください。
私は三谷幸喜作品が
大好きなのですが、
彼の作品には、
「いい人・わるい人」
という垣根がなく、
それが歴史上の
大人物(だいじんぶつ)でも、
クスッと笑ってしまうような、
人間味がどこかにあって。
最後にかならず
あたたかい気持ちになれるのです。
今回は、
『憲政史上最悪』
(どんななの!
)
という、中井貴一演じる総理大臣が
主人公なのですが、
演説中に聴衆から投げられた石が
頭に当たって、記憶喪失になる…
というところからお話が始まります。
「記憶を失う」というのは、
いっけん不幸なことなのですが、
じつは、あらゆる「しがらみ」から
解放される、
「魔法のツール」
だということが、
徐々に明らかにされていきます。
「記憶」は「記録」とは
ちがいますから、
一度聞いたおとぎ話を、
そっくりそのまま言える人は
そうはいませんよね。
大げさになったり、省略されたり、
ときには付け加えられたり…![]()
思い違いなんて、
しょっちゅうです(笑)
この映画を見ていますと、
「しがらみ」
って、ふつう
人間関係を言うことが多いですけれど
ほんとうは。
こころの中にある、
「何か」
なんだなあ、と
しみじみ気づかされます。
「記憶」って、そういう、
ちょっぴり厄介なところが
ありそうです。
でも〜。
逆に言えば。
私たちは、
『今』『この瞬間』から
人生を
自由にクリエイトすることが
できるわけです![]()
もしも、
『記憶(しがらみ)』
から自由になったなら。
あなたは、どんな物語の
主人公になりますか?
そういう楽しい
イマジネーションに誘われる、
心にくい映画です。
役者さんの
思いがけない横顔が見られるのも。
三谷作品の
ひそかな楽しみです![]()
