18 入院7日目 | 5才の長男が悪性リンパ腫になった話

5才の長男が悪性リンパ腫になった話

約7か月の入院をへて、いまは元気に暮らしています

朝8時ころ起きて、長男と食事をして、洗濯して、シャワーを浴びたりしていたら、歯科の医師が病室に来て、翌週うける生検のための手術の説明をしてくれました。

 

長男には聞かれないように別室で説明してもらったのですが、病室に戻ると、なにかを察した長男はとても不機嫌でした。

 

11時ころ、1階にベッドごと移動し、MRIを撮るための造影剤を点滴してもらい、また病室に戻りました。

 

その後、5時ころからMRIを1時間かけて撮りました。部屋にもどると、長男はまた不機嫌。

 

なにかと不機嫌な1日でした。

 

夜になり、頭が痛いというので、座薬を入れてもらい、20分くらいで効いてきました。

 

夜は夫にも病室にいてもらいました。夫には床の布団で寝てもらい、私は長男のベッドで添い寝しました。

 

夜中、長男がありえない高熱を出して、どうしていいかわからなくて慌てふためく夢を見て目を覚ますと、長男もうつらうつらしながら起きていました。

 

2人でとりとめのない話をしました。

 

長男は、痛くてかたいしっぽがはえてきたの、血もでるの。と言います。

 

私は、どうやって取ったらいいかな?みんなでひっぱろうか?と聞きます。

 

長男は、ひっぱっても取れないの。と答えます。

 

私は、お医者さんに取ってもらおうか?と聞きます。

 

長男は、取れないの。と答えます。

 

私は、取り方わかる?と聞きます。

 

長男は、わからない。と答えました。

 

私は、痛いしっぽを今すぐ取ってあげたいのに、取り方がわからなくて、苦しくてたまりませんでした。

 

雲現在、長男の病気は寛解しており、元気に小学校へ通っています。