筑摩書房 現代文学大系40「 太宰治 集 」 | フレンチおやじに変身したい!                  

 

 

 

12/15 「人間失格」 私(葉蔵)は幼い頃を道化として過ごしてきた。

12/16   大庭葉蔵は中学校で親元を離れたことで道化に磨きがかかったが、友人には「わざと」がバレた。

12/17 共産主義の会合にどっぷりハマったり、3人の女に好かれ、うち一人の女給と入水心中を図って生き残ったり….

12/18   下宿から逃げ出し、転がり込んだ女性編集者からも逃げ出し、今度はスタンドのマダムに庇護される。

12/19   読了。今度はタバコ屋の看板処女に気に入られ同棲。一時は真っ当になりかけたがまた自堕落な生活に戻った折、妻の浮気本番現場に遭遇。叱ることもできずここから本格的に壊れ始める。薬局で求めるモルヒネの量が増えていき、その薬局の女性とも懇ろになる。限界に来て親に縋るが、兄弟の助けで精神病院へ。退院後帰郷、家から離れた場所にボロ家が用意され老女中と暮らすことになる。

ま、失格だろうなぁ。息子がこんな人生送ったら致死量のモルヒネ、頸静脈からブチ込むかも知れない(爆)

12/20 「ダス・ゲマイネ」申し訳ない、何を書いているのか全く分からない。一応明日も読む事にはしているが….。

12/21 Le Pirate みたいなタイトルの本を出そうとしているように読めるがよく分からない。ゲマイネはゲマインシャフトと似てるから共同体くらいの意味だろうか。ひねくれ者の集まり? 

12/22 登場人物に「太宰治」も交えて怪しげな4人組の集まりが持たれるが、当初の主人公らしき佐野が電車で轢死して終わる。こんなレベルの小説がもう一本あったら太宰なんか終了だ!

12/24 「吉野山」まだ太宰なるものの良さが全く掴めない。早まって出家して後悔する短編。

12/25 「ヴィヨンの妻」大谷は何年も前から口八丁手八丁で小料理屋の請求を踏み倒していたが、今回とうとう売上金を掴んで逃走。家にまで追い詰めたがナイフを出してさらに逃走。妻は追いかけてきた小料理屋の夫婦を招き入れて話を聞く。

12/26   妻は策も無く小料理屋にいると、夫が別の女を連れてきて弁償させ、その後は妻はここで働き、夫はときどき無心に来る。そんな状況で安定する。

 

もういい、太宰なんてどこが良いんだ?