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初演は未見、大島崚くん主演ということでCBGKへ。

 

2014年に観た勇貴くん出演の「雷が丘に雪が降る」とつながっているお話でもありました。海神と火神キャラが横入り笑。「ヤマト」火の国の大ボス龍造寺。

壱岱さん演出らしさがふんだん、女優さんたちも殺陣やアクションが激しくって、敵のチームや黒幕にもそれぞれ戦う理由があり、味方なのに裏切る者たちもあり、どのキャラにも感情移入(あるいは、おバカだけど好感持ったり笑)してしまいます。

 

崚くんは次期国王たるべき長男なんだけど、面倒なことは全部弟(田中宏輝くん、野心満々な弟王子がぴったり)に押し付けてふわふわと生きてるのですが、伝説だけの存在と思っていた人魚(栗生ちゃん、パワフルな歌が相変わらず素晴らしー)を助けたことで…(人魚を食べると不老不死になる、という言い伝えのために、様々な企みの的に)

崚くんを支える武闘派部下の鵜飼主水さん、殺陣ももちろん凄いけど、崚くんに対する視線が優しくて安心感。孤高な戦士の市瀬さんは、さすが異次元な殺陣ですが、崚くん王子とこの国を守りたい気持ちが切実に伝わって、寡黙だけど目配りのきいた大人なキャラでした。

 

「国を守るために戦う」とはどういうことなのか、戦わないで守ることはできないのか、自分の故郷を大事にするとはどういうことなのか、いろんなメッセージを受け取りました。

劇場に入ると開演前からもうセットが海の国、明日から夏休み(なので今日の終業後から夏休み)、というタイミングで観るのにぴったりの作品でした、照明や紗幕の効果がすごくキレイで、海の底だったり海岸だったりする気持ちに。

 

初見のキャストさんもいらっしゃいましたが、壱岱組の方も多くて、みなさんそれぞれ大事な場面があって(キャラの気持ちが伝わってきて)、激しいアクションと丁寧なお芝居が同居していて、休憩なしの2時間半

があっという間でした。

なのに、その後たっぷりなトークショウもあって、MCは壱岱組の萩原くん(追放選挙チームの方々(聡ちゃんとか杉江くんとか)が劇場のいろんなところに)、壱岱さんは後方から見守りポジション笑、役者さんたちに鋭いツッコミがあったり、いちばんの強面仇役な宗くんのあーんな笑姿とかー。

長倉くん、舞台で久々に拝見しました、殺陣がお見事でカッコイー。

 

 

8/7に観た「りさ子のガチ恋 俳優沼」、すごい問題作笑でした、片手間では感想が書けない…、追々頑張ります。