Rüsselsheim
午前7時過ぎ起床。ダイニングキッチン隅のソファにて轟沈すれど、昨日あれ程苦悶せしめられし腰痛及び坐骨神経痛は些か鎮静、左膝痛は相変わらず。予てより特に右側の股関節が詰まり易いければ、これが坐骨神経痛発症に起因すると云われ、成る可く右脚を開脚状態に維持せしが功を奏せしか。
朝飯食らわんとすれば、昨日購いし鯖燻製召喚、キッチンに備えられる電子レンジにて1分加熱、その傍らガスコンロあれば目玉焼拵え序でに、冷蔵庫から失敬せしマッシュルーム炒め、皿にレタス敷き大根おろし投下、ポン酢垂らすや鯖燻製をON! プチトマトも添えれば、斯くして極私的ドイツの朝飯「鯖燻製ジャーマンブレックファースト」堪能せり。鯖燻製は、皮が綺麗に剥がれれば、身は柔らか且つ脂乗る様にして、激烈に美味。日本に於いての販売切望するばかり。
昨夜の公演ポスターがシルクプリントにて素晴らしけれど、作者も不明にして入手も叶わねば、来たる「第23回 ACID MOTHERS TEMPLE祭」オークションへ出品すべく、会場内に残されるポスター捜索されるジョンソン社長、正面入口に鎮座する看板美品残されるを発見されるや、以下の経緯を以て確保されし。ジョンソン社長自ら手を汚してまで入手せしこのポスター、果たしてオークションにて幾らの値段付けられるか。
懐かしやNENAのポスター発見、ロックバルーンは99も今は昔。果たして今も脇毛は健在や否や。
ドイツはRüsselsheimへ向け爆走せり。
途中雨も食らえば、重たげに垂れ浮かぶ雲、いとをかし。
白バイに停止求められれば、積載量超過の疑いにて計量強いられし。積載許容重量に対し16%超過なりけりて、然れど20%超過すれば運行罷りならぬとの処分対象なれば、Morgan曰く「ツアー後半で物販商品が少なかったからラッキーだった。」
6時間半のドライヴにて、今宵の会場Das Rindへ到着せり。
日本人ギャルメタルバンドのポスター貼られれば、当然問われて然るべし。
「このバンド知ってるか?」
「名前すら存じ上げません。」
「彼女達は本物のバンドか?(Baby Metalの如き自らは演奏せぬアイドルや否やとの意)」
「さてどうでしょうか。しかし見て呉から察するに本物のバンドかと思われます。」
「彼女達は本当に日本人なのか?(欧州在住アジア人の成り済ましや否やの意)」
「さあ、どうでしょう。日本人に見えますが、そうでないと云われたらそうでなく見えてきます。」
楽屋にて蛸に急襲されるや「Mactopus」爆誕せり。
到着遅れれば、ステージ上に機材セッティングするのみにて、サウンドチェックは無し。楽屋にケータリングの晩飯用意下されれば、サラダと、
ビーフシチューの如きに、ライスとマッシュポテト用意されれど、持ち帰るべくプラ容器へ詰めれば、肝心の料理写真撮影し忘れし次第、悪しからず。
投宿先ホテルが会場向かいたる好立地、ひと先ずチェックイン果たすや、四つ星ホテルなればこそか、シャワールームの壁がマジックミラー仕様にして、灯りの加減にてシャワー浴びる姿を、ベッドルームから伺える仕組みなり。斯くも不毛なカップル向け仕様、要らん云うねん。
会場へ戻れば、楽屋に置かれるゲストブックに署名せり。
Morganのサインは何故か「Morchan Pe (モルチャン・ペ)」是非に加藤茶のギャグ教えるべきかな。
今宵先鋒務められしはHighest Primzahl On Marsにして、CANやNeu!を想起させて余りある、正にジャーマンサイケ、クラウトロック王道バンドなり。
出番直前のステージ袖にて。
今宵は95分セットを披露せり。今宵から下手のベースアンプとジョンソンのギターアンプの位置を入れ替え、新フォーメーションへ。流石はクラウトロック発祥の地、今宵は特にGuru GuruTシャツ纏われる数多の老練ヒッピーの方々に御運び頂けば、序盤は少々BPM落とし気味にて宇宙遊泳に興じて頂くべし。ラスト曲「Cometary Orbital Drive」冒頭に、客席よりMani Neumeierことマニさん呼び込むや暫しセッション、ドラムセットに再びNANI君が着陣するや、そこからは怒涛の大疾走へ突入、砂十島劇場も幕開けば、ベビーヨーダ降臨、フォースの力を以て爆音絨毯爆撃、遂には大団円へ至り幕。
1. Dark Star Blues ~ Santa Maria
2. From Planet Orb With Love ~ Good-Bye Mrs. Uranus
3. Flying Teapot - including : In A session Not C
4. Pink Lady Lemonade ~ Sparkling Pink Lady Lemonade
4. session with Mani Neumeier ~ Cometary Orbital Drive
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
マニさんと2ショット記念撮影。来春日本にての再会誓うものなり。
ベビーヨーダ、実物は思いの外デカいがな。
Mani & NaniことマニさんとNANI君、ドラマー同士熱く語り合う圖。
投宿先ホテルにて、プチ打ち上げに興じんとすれば、鱒の燻製と思しき召喚、持ち帰りしケータリングのサラダ添え、斯くして「鱒燻製ミッドナイトプレート」堪能せり。
ケータリングより持ち帰りしビール2本目開栓、一口呷りし刹那轟沈すれば、所謂「酒呑あるある」何で2本目開けてんな。
アメブロ仲間たるNANI君も投稿再開、今回のツアー中も並走投稿されんと思えばこちら。
ジョンソンのツアー日記はこちら。
祥三君のツアー日記はこちら。