Inuy & Tabbie + Makoto Kawabata@東高円寺 UFO Club | 大ぼら一代番外地

Inuy & Tabbie + Makoto Kawabata@東高円寺 UFO Club

入谷の安宿にて、チェックアウト時刻の正午直前まで滞在せし後、不案内な帝都の地下鉄乗り継ぎ、我が人生に於いて初めて銀座を訪れれば、御目当てはギンザ・グラフィック・ギャラリーにて開催される「宇野亞喜良・万華鏡」を訪ねんとすればこそ。

 

 

 

本日は時間に余裕あれば、じっくり鑑賞堪能させて頂き、会場2階にて上映される映像作品も繰り返鑑賞せり。アキラックスワールドに浸り切りし後、先ずは今宵の投宿先たる荻窪にカプセルホテルへ、チェックインすべく赴くや、その道すがら、盟友馬頭君が営まれる「馬頭鍼灸院」を偶然発見せり。嘗て馬頭君より直々に、私の坐骨神経痛を治療したいとの旨伺えど、如何せん帝都は遠過ぎ通院不可、然れば現在通院する奈良の鍼灸院を御紹介頂きし次第。

 

 

荻窪から高円寺へ移動、先日よりAMTレーベル作品取り扱い開始下さるレコード屋「LOS APSON?」へ、初めて御挨拶に伺いし。

 

 

而して徒歩にて、今宵の会場U.F.O. Clubへ到着せり。

 

 

今宵は乾純さんとみつるちゃんに由るリズムセクションデュオInuy & Tabbieに、ゲストギタリストとして招聘頂けば、御二人に御挨拶後、速やかにサウンドチェック終了せり。
物販ブースことShopzoneも設営完了すれば、

 

 

みつるちゃんと鳶さん共々、界隈の居酒屋へ繰り出し前打ち上げに興じんとす。帝都名物極薄ハイボールを呷りつつ、アテに「タン味噌煮」なる代物やら、

 

 

「骨付き鳥唐」等摘みし。

 

 

鳶さんが「ポテトサラダ」所望されれば、何故か真っ赤にして、凡そビーツなんぞ混ぜ込まれしか。

 

 

今宵先鋒務め下さりしは、主催者乾さんが京都より招聘されしポストパンクバンドVICE、旧友にしてSilent Head等にて白塗りベーシストとして活躍される中谷君の御友人達とも伺えば、中谷君曰く「スジバン(Siouxsie And The Banshees)度高し」も納得な、女性ボーカル擁されるゴシック系バンドなり。

嘗て1982年と1983年のSiouxsie And The Banshees来日公演観戦せし私なれば、何やら当時の記憶あれこれ走馬灯の如く巡り始める有様なり。

 

 

次鋒務め頂きしは、幾何学模様edeathのギタリストDaoud Akira君のスポークンワードプロジェクトTHUJONE VISIONにして、映像も絡めし演出やその音楽性も、成程絶滅控える恐竜の如き我々の世代とは、全く異なるルーツと展開を示唆せんや。Bo Ningenのタイゲン君にも感ずる、僅かなれど深き共鳴共振共感+大いなる隔絶感&違和感は、矢張り世代に由来するものなるかな。

ステージ上が暗過ぎ、私のiPhone6Sにては撮影不可、悪しからず。

 

 

殿務めさせて頂きしは我々Inuy & Tabbie + Makoto Kawabataなり。御二方の用意されしモチーフが、何れもP.I.L.Pop Group等を思わず想起せらるる、私世代には懐かしきポストパンク調楽曲なれば、私のギターワークも思わず当時風に化す次第、そもそも今宵の演奏を、先達て逝去されしP.I.L.オリジナルメンバーKeith Leveneへ捧ぐと宣い、同時に既に奇跡に入られし元Siouxsie And The Bansheesの敏腕ギタリストJohn Mcgeochへも捧げんとすれば尚更かな。今宵はRoland JC-120を2台並べ使用すれば、これはこのアンプに備えられるコーラスとビブラート機能を駆使せんとすればこそ。この2機能をフル活用すれば、当時風の音作りは容易にして、後はポストパンクリアタイ世代の威信を懸け、魂を40余年前へタイムトリップさせるのみ。

私のギターパートは100%即興なれど、大いにポストパンク然とせしギターワークに終始、凡そAMT関連やセッション等にて披露する演奏と一線画せば、無邪気に少年気分に立ち還り、大いに楽しみほたえ捲りしかな。

アンコールは、ふとJames Chance and the Contortionsなんぞ想起、生憎スライドバー持参せねば、手近にありしマイクスタンドを以て代用させて頂きし、悪しからず。

ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借転載させて頂きし。是亦悪しからず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今宵、Inuy & Tabbie + Makoto Kawabata@UFO Clubへ御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。

 

今年5月に、アメリカはカリフォルニア州Pasadenaにて開催されるフェスティバル「CRUEL WORLD」の出演者眺めれば、一体いつの時代やねん?そもそも大英帝国ちゃうのんか?大いに驚愕、予てよりポストパンク再興復権は叫ばれれど、愈々此処までに至りしかと思えば、確かにこの出演者達の殆どが六十路にして、サイケ〜プログレ世代の歴々が七十路や八十路迎え、次々鬼籍に入られれば、自ずから斯様な流れも当然至極か。

 

 

愈々60年代〜70年代のレア盤発掘も尽き、70年代末から80年代初頭に掛けてのポストパンク関連レア盤発掘へと移行せんと思うや、いやはやこちとらリアタイ世代、ジジイとなるも当然かな。

先達てMASONNAことマゾ君と久々に遣り取りすれば、彼も最近はP.I.L.Pop Group、更には80年代半ばのSex Gang ChildrenThe Lords of the New Church等を愛聴されにけると伺い、矢張りリアタイ世代の我々が、此処にて原点回帰せんとする兆しか。

 

終演後、界隈の「串カツ 田中」にて、関係者一同のみならず御越し下さりし諸氏諸兄も交え、大打ち上げに興ずれば、私は同じテーブルに座り合わせしみつるちゃんやTOMO君、VICE御一同様と日本酒呷りつつ歓談、帝都の楽しき一夜過ごさせて頂きしかな。

 

散開するや既に終電も逃し、太っ腹にもタクシーにてJR荻窪駅前へ、而して投宿たるカプセルホテルへ向かえば、その道すがらと思しき、iPhone6Sに残されし1枚の自撮りは何故に。

 

 

斯くして帝都の第2夜は更け行きし。

 

明日は、今や伝統行事と化せしヒューマンシャワー「鏡割りライヴ」@梅田ムジカジャポニカ控えれば、最強寒波もピークは過ぎ去りしか、然れば是非にもムジカジャポニカ恒例行事たる新春酒祭りへ是非御越しを。

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■ 1月26日 (木) @梅田 ムジカジャポニカ (06-6363-0848)

https://musicaja.info/

 

「復活!新春恒例 鏡割り恵比寿シャワー2023」

 

ヒューマンシャワー(砂十島NANI + 河端一)

 

open 18:00 / start 19:00

adv ¥2500 / door ¥3000 (日本酒飲み放題タイムあり)

[予約] https://musicaja.info/8898

 

w/ あふりらんぽ, BLONDnewHALF

 

さあさ神山町ムジカからの伝統企画です。
今年も安全に全開で遊びましょう!!
美味しい日本酒ご奉仕!(ヒューマンシャワー時のみ)

 

結成13年目を迎えた2020年より、遂に新フォームへと強化変身した無次元無意味電子アートユニット「ヒューマンシャワー」が、恒例鏡割りライヴに、更なる高みを目指し、一昨年は最先端テクノロジーを駆使し、アバターに由る未来型リモートライヴを敢行、昨年は実演型人生ゲーム「バンド双六」にて大暴走、さて今年はどんな革命的ライヴパフォーマンスを披露するのか!?

ヒューマンシャワー演奏中は振舞酒も用意!

そして今回は対バンも超強力!「あふりらんぽ」と「BLONDnewHALF」で、爆アガリ・ヘベレケ・ナイト確定!

各々感染対策のモラル遵守の上で、大いに新年祝いましょう。